2 コラム‎ > ‎vol.01 201304~06‎ > ‎

09 不正アクセスはかっこいい!?

2013/06/06 19:26 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:51 に更新しました ]
2013年05月04日掲載
先日、中学生が世間を賑わせている「Tor」を使って不正アクセスをし、逮捕されました。

不正アクセス容疑 15歳逮捕 「かっこいいから」 京都府警

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130426/crm13042614440008-n1.htm

この中学生は話題を集めたい、注目されたい、という心理が働いたのでしょうか。ちょっとしたいたずら心だったのかもしれませんね。

かたや、これも最近いくつかニュースになった、大学生がモラルにかける行為をソーシャルメディアで自慢気に公開するという行為はいかがでしょうか。
「人と違うことがしたかった」 ネットの“悪さ自慢”で炎上する大学生たち

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/30/news031.html

どちらも愉快犯的なものなのでしょうか。根底には似たものを感じます。

同年代同士で、”かっこいい”と思って行動に移してしまうのでしょう。

似ている、とは思うのですが、少し気になることがありました。
Twitter などを見ていると、中学生の記事に対しては少数ではありますが、なぜか大人から(!)、称賛に近い声があがっているのです。単純に「すごい!」と思ってしまうのでしょうか。

技術的にとても難しいことをしたらしい、という事に対しての評価だと思いますが、どうやら、大学生の不法行為への評価に比べると、見る角度がすこし変わることがあるようです。

「バレなければいっか!」

と、行動に移してしまった子供。
逆に大人からすごいと言われてしまったら。
さまざまな大人の発した称賛の声がその子に届いてしまったら。

他にも称賛を受けてしまった例があります。

「教育長は殴られて当然だ」 大津市教委に襲撃支持の意見殺到
http://www.j-cast.com/2012/08/17143204.html

良くも悪くも子供は大人の発信する情報に敏感です。
犯罪行為に対して不当な称賛を受けるということが子供たちにどのように影響するでしょうか。
安易な称賛をしてしまった、ということはありませんか。
子供の前で、ふと「すごいなあ」って言ってしまったり、「自業自得やわー」などと言ってしまったり。些細な一言が思わず出てしまっていたりするかもしれません。
このような小さな積み重ねが子供のもつモラルや価値観に与える影響は、意外にも大きいのではないか、と思っています。

こんな中学生もいた事を、みなさんはご存知でしょうか。

震災情報を集約して流した、sinsai.info でボランティアで開発に参加していた中学生
http://www.atmarkit.co.jp/news/201104/14/sora.html

地震発生直後、NHKの放送をネットで中継した広島の中学生
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/800/112552.html

かっこいい!
称賛するなら、やはり心ある行動とその志しに向けて贈りたい。

これが、大人がつくりあげるべき社会モラルのひとつなのではないでしょうか。