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94 書き言葉と話し言葉、顔文字について雑感

2014/08/20 18:02 に ずきんはな が投稿   [ 2014/08/20 18:02 に更新しました ]
2014年06月14日掲載


日ペンの美子ちゃんの広告を覚えていらっしゃる保護者の方は多いと思います。女の子の買う雑誌には大抵美子ちゃんが載っていて、綺麗な字を書こうという子は多かったですね。

当時、雑誌で文通友達を募ったり、海外の子とエアメール友達になったりと、手紙の文化がありました。文章を鉛筆で書くという機会は多かったのです。交換日記や、プロフィール帳、授業中にこっそり渡すノートの切れ端。様々な文章を生活の中で手書きする機会には恵まれていたように思います。

そのころ流行ったのは「まるもじ」。やたらとまるっこい文字を書くのが流行りました。変にくるくると線の端を回してみたりメダカがいたりハートがついたり、様々な工夫もありました。

メールという文化が出始め、手書き文字は「入力」という方法に移り変わりました。文字に工夫することができなくなりましたから、顔文字文化が始まります。「(^o^)」、なんて書いてあると、好意的に書いてある、となんとなく察するわけです。顔文字屋さんも居ましたね。Twitterやニコニコ動画が出てきてからはテレビ放映でテロップにも流されるほどになりました。

そういえば携帯電話にはかなり前から絵文字が使えるようになっていましたね。中にはこの絵文字、顔文字が苦手な方もいるでしょうけど、世の中に受け入れられたスピードは実に早かったように思います。
LINEのスタンプ機能は、この携帯メールの絵文字の時と同じくらい速やかに世の中に受け入れられました。
きっと、書き言葉に抑揚を入れる、という作業はとても重要なことだったに違いありません。

文字入力で会話するようになると、そのスピード感からか、目の前で喋っているかのような感覚になりました。そうすると、今まで手紙やメールに書いていた時よりも、会話口調そのままで入力するようになりました。特にLINEは漫画のような「吹き出し」としてメッセージが表示されますので、会話口調をより強調したくなる画面ですよね。そこで、耳で聞いていれば何気なく表れるであろう、抑揚や感情を入れるために様々な工夫を凝らします。

SNS上の会話によるトラブルには、書き言葉に対する感情、抑揚、ニュアンスの欠如から来るものも多いようです。ほんの少し、話し言葉のようなニュアンスが伝わっていたら、トラブルにはならなかったかも。
そうなる前に子供に保護者同士ががやりとりするメールやLINEの中も見せてあげたりするのはいかがでしょう。

お母さん同士のメールなんて、絵文字ばっかりですし、よく「返信不要」なんて言葉も飛び交います。そろそろ会話を終わらせよう、と思うときは顔文字だけで終わる、なんてこともしばしばあります。気持よく会話を終わらせるようなやり方、皆さん結構ご存知だと思うんですよね。

だらだらと終わらない会話をしているようなときには、みんなで顔文字で(^^)/~~~なんて打てばいいんじゃないの?とか工夫できそうな気がするんです。

そんな便利な顔文字ですが、知らない人から顔文字を使われると、馴れ馴れしく感じることもあります。大人ならこういう感覚をすでに持ち合わせていますが、子供にはないかもしれません。馴れ馴れしいと感じるか、親しみやすいと感じるか、一度子供たちに聞いてみたいところ。

知らない人から突然目の前で可愛いねって言われたらどう思う? ネット上で「かわいいね?(^_-)☆彡」って言われるならどう? なんていう感じで。
馴れ馴れしさへの警戒心は、ネット上では少し培いにくい感じがしています。やはり、実際に会って話をするのはとても大事なことです。(知らない人に会いに行けってことじゃないですよ^^;)

先日、お母さん友達から、子供のメールを自分の携帯で送信させているんだけどね、という話をききました。見守っていると、文章に情報が少なすぎて、誤解されるかもしれないから、文章を直させたというお話。こんなふうに、文字だけのやり取りってすごく気を使うんだって、そばに寄り添って教えてあげるのがいいですね。
生活している中での肌感覚や雰囲気に気を使いつつメールでのやりとりを楽しむというのも、大人になるためのステップなんでしょう。

一律になにかを禁止する、というのではなく、会話の内容にすこし踏み込んで行けるような雰囲気が家庭にあるといいのになあと思います。こんなこと言ってますが、もちろん我が家は改善の余地ありです。想いと現実は違うんですよね。