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103 Children First への願い

2015/01/09 15:10 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:10 に更新しました ]

イギリスという国では Lady First である、という話は有名な話ですね。国王が女性だからなのでしょうか。
このことを思い出すと、私はすぐに、赤ちゃんが生まれた家庭の呼び名の話も一緒に思い出します。

日本においては、ごく自然に行われていることですが、赤ちゃんが生まれるとその家庭では、夫婦はお父さん、お母さんになり、上の子はお兄ちゃん、お姉ちゃんになり、夫婦の両親はおじいちゃん、おばあちゃんになる、皆がそのように新しい呼び名を使い、ごく自然にそれが通じ、家族を形成していきます。

家庭の中は、赤ちゃんが歩いても危なくないように変えられていきます。転んでも良いように。どこかに掴んで歩けるように、階段から落ちないように。

呼び名までが変わるのは世界の中では珍しい事だそうで(文献は忘れましたが)、その話を知ってからは、日本人っていいなあとほんわかした覚えがあります。
Lady First ならぬ、 Baby First と言えるのでしょうか。これはなかなか素晴らしい文化ですよね。

新しい家族ができたからこそ、それを迎え入れ新しい環境をつくる、これは自然な流れでしょう。

インターネットの世界には、いま続々と子どもたちが参加してきています。
果たして、インターネットと呼んでいるこの環境は、この子どもたちを迎え入れる準備をしていたでしょうか。

私がずっと気に病んでいたFC2に、ようやく新しい風が吹きました。

”FC2、児童ポルノ対策強化 新フィルタリングシステム導入 「青少年の人権守る」”

FC2動画を見に行けばわかることですが、動画ポータルのトップ画面に行くと、右上に「アダルト」と書かれた、赤々としたボタンが表示されています。もちろんFC2だけではなく、他にもそのようなサイトは世界中にたくさんあり、数えればキリがないのはわかっています。

でも、ひっそりとアダルトボタンを消したサービスもあったんです。

インターネットの自由の風にのって、誰もが自由に写真や動画を投稿でき、そして有料コンテンツとして販売したり、広告収入を得たりできるようになっています。

そして、時折、どうみても子供にしか見えない人物がそこに映っているのを見かけます。

自分で露出動画、写真をアップしてしまった子どもたちのニュースもよく見るようになりました。

こんなにも有害情報が安易に誰でもどこでも見られるようになった時代、この有害情報が誘い水となって、子どもたちも安易に、例えば自分自身のポルノを撮影し始めるのは、ある意味当然の結果じゃないのでしょうか。

別に有害情報のない世界を目指しているわけじゃないんです。子どもたちから見えすぎている事が異常だと思うんです。

でも、今の保護者層は、見えすぎていることを知っている人はまだまだ少ないわけですよ。

サービス提供者や、ネットワーク提供者は、利用者が子供もあり得る、という前提に立っていませんし、そもそも想定外のようです。その前提は見事に今打ち砕かれているにも関わらず、未だに「子供に使わせる保護者が悪い」というセリフも後を立ちません。

利用規約に書いておけば、企業として、社会人として責任を果たしたことになるのでしょうか。

総務省では、観光客に向けて公衆無線LANの整備に注力する動きがありますが、これらも子供が使う前提として考えているのかどうか、辺境の主婦ながら疑問を持っています。

保護者への青少年へのフィルタリング義務付けを呼びかけておきながら、一方でフィルタリングのない環境を観光客の為に整備していくことに、誰も注意を払わないのはなぜなのでしょう。保護者の情報リテラシーも十分でないままに国策として推し進めて良いものなのでしょうか。(フィルタリングがなされているものなのであれば私の勝手な誤解です。どうかその情報元を教えてください)

コンテンツをつくるほうが悪いのか、サービスを作る方が悪いのか。
それを流す方が悪いのか、それとも、見るほうが悪いのか、許可するほうが悪いのか。

こんなことをみんなが言い合うよりも。

子供に「ネットの先には誰がいるかわからない」と言うことよりも先に、大人に「ネットの先には幼い子供がいるかもしれない」と言う方が、今は正しいと思うんですよね。
どうか、 関わる人が皆、 Children First で考えてくれますように。

難しいということは重々わかっているんですよ。でもそう言いたいんです。