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114 保護者はどこにいるんでしょう

2015/01/09 15:52 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:52 に更新しました ]

ここ最近、中高生を中心とした「スマホ」についての取組が増えてきたなと感じています。

先日紹介した、総務省の「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」(※)を見ても、学校という世界を中心とした取組が多く取り上げられていました。
地域の取組も掲載されていますが、その他に保護者の姿を強く感じることはできませんでした。

保護者と学校、子供のかかわりといえばPTAでしょうか。

PTAの本部会や、学童保育の役員に参加して知ったのは「強制参加イベント」の存在でした。

私の地域のPTAでは、PTA協議会が主催するイベントに対して、●●小学校からは3名、□□中学校からは4名など、割り当て人数が設定されていました。

イベントの参加募集は本部会のみに降りてくるため一般のPTAに属しているはずの保護者にはその情報は伝わってきません。
だって、広く募集して収拾がつかない場合に決めるの大変ですし。

また、本部会の中で既に開催済のイベントに参加している場合には、以降に行われるイベントに魅力的なものがあったとしても、「そっちに参加すればよかった!もう一回参加したい!」はカウントがややこしくなるのでやめてくれというところもあるくらいです。

どうしても参加したいものがあり、頼み込んだのですが「どうして好き好んで参加するの?」とでも言った風に怪訝な顔をされてしまいました。

あるPTA協議会では昨今のスマホに関わる情報モラルを取り上げたイベントが、同様の「強制参加イベント」の一つとして開催されました。

休みの日に数時間でも潰れるのはちょっと。
うちの子スマホ持ってないし。
うち、そこまで使いこんでないし。
どうせ言っても聞かないし。

そんな声囁かれる中で参加者を決め、参加したくないけれど参加しないといけないので仕方なしにため息をつく。

100名程度の参加者の中で、何人の人が聞きたくて参加しているのかなと思いながら会場を見回しました。

一人ひとりの保護者はもしかすると、各家庭で頑張っているのかもしれません。
見えない場所で、一生懸命子供と向き合っているのかもしれません。
でも、あぁ、学校がやってくれるならそれでいいんじゃない?という保護者が居るのも事実ではないでしょうか。

じゃぁ、どうやってそういった保護者を巻き込んでいくの?
となると、残念ながら明確な回答を提示することはできそうにありません。

盛り上がっている動きに水を差すわけではないんです。
ただ、そういった学校主導やPTA協議会主導のイベントを「強制参加」として捉えている人もいるということも、頭の片隅にちゃんと置いておきたいなと思います。

本当の意味で、保護者も巻き込んだ取組をいつかできると信じて。

※ 2014/11/04紹介