2 コラム‎ > ‎vol.07 201410~12‎ > ‎

116 レーティング表記のわかりにくさと、レーティング要求型への提案

2015/01/09 15:56 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:56 に更新しました ]
2014年11月29日掲載

一昔前に漫画の中によく出てきた表現、ご存知でしょうか。

頭の上で「天使」と「悪魔」が戦うイメージが描かれていたものです。
禁忌的な内容に対する「理性」と「欲求」の戦いを、うまく表現されていました。

最近そのような表現は古典的となってしまったのかあまり見かけませんね。
むしろ今は、自らの本能的な欲求にしたがって、なんの理性も働かせずに思いのまま行動する、という表現のものを多く見かけます。

その中には社会に何かを訴えるようなメッセージ的なものは感じられず、ただ冷徹な虐待を表現しているものであったり、ゲームであったりするようです。(参考:グランドセフトーCEROレーティングZ指定)

こういった表現方法を子供に提供してしまうことは、その子の心に影響しないのでしょうか。
年齢によりますね。
何歳からなら影響しないのでしょうか。色々心配してしまいますよね。
だからレーティングがあるはずなのですが。

そもそもレーティングや年齢制限の表現や表示方法がわかりにくく、保護者の視覚に届いていないようです。
たとえばCEROである場合、レーティングの表記がABCDEZとなっているので、R指定であるという感覚には至らないのではないかと感じています。

「R指定」というのは、昔から映倫がそう表現を決めてきたこともあり、十分に世間的に周知・理解されているレーティングの一つです。
女性の裸、というのはR指定として認識しやすく、販売店の中でもR指定のものとして概ねきちんと区画を分けられています。

でも、CERO Z指定のものがそれらと同じように区分けされた場所に置かれているところは見かけません。これは明確にR指定と同等に別区画に配慮の上で配置されるべきだと思いますし、他のレーティングと混ぜるのは良くありません。
店頭で、明確に「15歳以上」って大きく書かれていれば、買うときに保護者が理解できます。

子供が小さければ小さいほど善悪の判断はできませんが、置いてある場所が別れてさえいれば、ある程度の禁忌的な感覚は幼少期であっても十分身につきます。成人領域であるという認識も保護者にとって教えやすいですね。
ですが、この配置が分かれていなければ、保護者が気が付かなければ、子どもは何も思わずに買ってしまうでしょう。
保護者が気が付かないということばかりを責められないとも思います。
保護者は一般消費者として販売店を信頼していますから。

レーティングの混ざった世界、これがインターネットの世界です。
保護者はどのようにに、この世界の中で子供に禁忌を教えればよいでしょう。

もちろん子供自身に判断をさせるという事も重要です。その判断の中で、自分の欲求との葛藤を生じさせ、その葛藤に打ち勝つ心の強さを持たなければならないでしょう。
ですので、保護者の見守りは常に必要でしょうし、突然手を離すのはあまりに危ないと思わざるを得ません。

どのようにこれを良い方向に持っていけばいいのかなあと思っている時に、勉強会で「お酒は飲みません」というシールを配布しているのを思い出しました。そうか、自分で希望するレーティングを示せればいいのかも?

現実世界であれば簡単です。「レジ袋入りませんカード」みたいにレーティングの書かれたカードなどを用意して、商品と一緒に提示すればいいですね。レーティングを間違えていれば、店員が指摘できるかもしれません。

すこし技術的な話になりますが、インターネットでも同じようにコンテンツを要求するときに条件を示せれば良いのではないかと思っていました。
http ヘッダーに、Accept-Rating: kids などと含めればいいかもとか。

すべてのリクエストに含められれば、広告配信側もその要求に応じて配信できるでしょうし、表示しては行けない対象には「レーティング制限により表示を中止します」などとできるかも。こんなふうにブラウザにそんな設定ができる画面があればいいなって思います。

また、表示された結果が、要求したレーティングに沿うものでなかった時には、レーティングが違うという分類で通報できると嬉しいですよね。

技術が解決できること、もっと色々あるような気がします。素人考えかもしれませんけれどね。