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133 保護者の「祈り」を何もしていないと言わないでください

2015/08/22 8:38 に oheso tori が投稿   [ 2015/08/22 8:38 に更新しました ]
2015年06月20日掲載
転載元:https://www.facebook.com/SafeWebKids/posts/449085695252749

「もう、祈るしかないと思うねん」そんな言葉がポロリと口から洩れる。

祈っているだけじゃ現状は変わらないよ。
そんな言葉を私たちはすることもあれば、されることもある。

祈りの心境に到達するまでに、そこにどんな葛藤ややり取りがあったかを二の次にして、「もう、祈るしかない」に対して「祈るだけじゃ何も変わらないよ」と。

保護者はいつでも祈ってる。
祈りという言葉がダメなら、どんな言葉が適切だというのか。

子供と交わす会話。
「ゲームしすぎちゃだめだよ」
「LINEばっかりしちゃだめだよ」
「ほら、勉強中はリビングに置いておかないと」
「眠るときは充電器って約束したでしょ」

うるさい、しつこい、鬱陶しいねん、もうええから。

そのたびに、悲しくなる。

約束を守らない子供のスマホは取り上げるよって話をして家の中に隠したりしてみた。
留守中に探されるからと、職場に保管したりしてみた。

いったい何のためにスマホを購入したんだろう。

取り上げたら、友達と連絡がつかずに休みのはずの部活に行って、一人ぽつんと部活の開始を待つはめになった。

今度こそって約束をする。

フィルタリングソフト入れるといいよって言われて、設定をした。
学校で外し方を聞いてきて、瞬殺される。

買うんじゃなかったのかな。
でも、仲間外れは可愛そう。

そのぐらい、対話でどうにかなるでしょとか言われても、どうにもならない子供たちの世界があるの見ててわかる。

そうして、スマホを手渡して、子供とまた約束をする。
「時間は守ってね、お友達を傷つける言葉はだめだよ、発信する情報に気を付けてね」

この間まで子供だと思っていた我が子が、スマホにとられてしまった感覚。
スマホの向こうに、彼の彼女の友達がいるはずなのに。
保護者である私の目の前にいるのは、スマホに向かう我が子。

いろんなものを飲み込んで、保護者はただ祈ってる。

どうか、保護者の「祈り」を何もしていないと言わないでください。