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136 ”‪#‎拡散希望‬” の話

2015/12/10 22:15 に ずきんはな が投稿   [ 2015/12/10 22:15 に更新しました ]

【緊急コラム: ”#拡散希望” の話】

じつはここ1年ほど、本当によく見かけるのが、次のようなつぶやきです。

「○○くんが居なくなりました。探しています。みんな拡散してください。 #拡散希望」

行方不明者の情報提供を募るツイート群です。近親者からそうではない方々によって拡散されていきます。
それにくわえて、友人知人でしょうか。いなくなった子の写真を持っていたらしき子によって、拡散される写真が増えていくようです。善意で行われるリツイート数はどんどん増え、様々な追加情報を添付されて、すごい勢いで拡散していきます。
これらを時折見かけるたびに、果たして、犯罪に巻き込まれたのか、家出なのか、それともどこかで隠れて保護されているのかなどなど、様々なことを思い浮かべます。
警察には届けられているのでしょうか。140文字の中には含まれていることは少ないようです。

どのような事情であれ、拡散はするに越したことはありませんが、こういった命に関わる喫緊の人探しは、可能であれば警察指導の元で、ご家族の同意の元に拡散をお願いしたいと思っています。
過去の事件は振り返りたくありませんし触れませんが、SNSがこれだけ浸透した結果、無防備な人探しが増えていることに危機感を感じています。

これが、犯人探しの場合もあります。私が見かけたのは、自損事故のきっかけとなった相手方の危険運転をした誰か、などなど。安易な拡散の協力が、返って事をこじらせてしまわないか心配です。

何か協力したいという気持ちは大事にしたいとは思うのですが、部外者であるからこそ、少し冷静に見る視点も同時に持って頂きたいと思います。

もちろん、居なくなった子がどうなってもいいと言っているわけではなく、確実な情報の拡散と、その拡散から得る情報収集は意外に難しいのではないか、と考えています。

一次情報提供元をしっかり伝えていけば、なんらかの情報を持っている人もどこに伝えて良いかすぐにわかります。
やはりそれは警察署であるべきでしょう。個人の携帯の番号公開や、情報のバトンリレーをすべきではないはずです。

一歩引いて考える事。この時代に、情報を取り扱うということはどういうことか、多くの人と一緒に考えて行きたいと思っています。