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61 ショートカット症候群と検索結果

2013/12/13 15:28 に ずきんはな が投稿   [ 2013/12/13 15:28 に更新しました ]
2013年11月10日掲載

【コラム:ショートカット症候群と検索結果】

ショートカット症候群という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

「楽をして結果だけを手に入れたいという欲求や風潮」を指しているそうです。

インターネットが使えるようになると、なんでも検索すれば結果がでてきます。
辞書を引かなくても、本を読まなくても、教科書を開かなくても、答えをキーワード欄に入れて検索ボタンを押すと、とにかく結果を表示しますよね。

母親に教えてもらった料理。記憶していなくてもアプリを起動すれば、あっというまにレシピがでてきます。
あの本のタイトルなんだったっけ。あの歌の歌詞どんなんだっけ?

これらの事すべて、一瞬で探せるようになり、とても便利になりました。

このようなことを問題視し、次のような記事が新聞に掲載されたことがあるようでした。

ショートカット症候群
『「考える」「苦労する」というプロセスを出きる限り飛ばして得るものを得ようとする行為』

記憶してなくても、検索すれば出してくれます。
考えなくても、工夫を凝らした手順を検索できます。
このことの是非はいかがでしょう。良いことでしょうか。悪いことでしょうか。

私には、まだこの善悪はわかりません。

こんな記事が目に止まりました。

「自分で考える前にググっていませんか?」/Life is beautiful

『ある大学の授業で「デジタル・コンテンツ・ビジネス」というテーマで小論文を宿題として書かせたところ、同じような内容の小論文ばかりが集まったという。その原因を調べたところ、「デジタル コンテンツ ビジネス」のキーワードでググると上位に来る私の過去のエントリーの内容がほぼ丸写しにされていたという。』

ブログからの引用です。
先生の意見を書けば通ると思ったのでしょうか。
それとも、

(((この結果読んだら、あ、そうなんだ、と腑に落ちるし、この通りだと思う。これ以外の答えなんか思いつかないから、これ以上書きようがない。これをこのまま書くしかないよね)))

こんな感じに陥っているのでしょうか。

どんな気持ちでその手の「コピペ」をしているのか、と書かれているとおり、記事を鵜呑みにしてすべてを疑いなく受け入れてしまっている状態だとしたらちょっと困ったことですね。

もし確信犯的にやっているのであれば、教えてあげたいのはこんな製品。

ご存知でしょうか。

コピペルナー(コピペ判定支援ソフト)

情報系の学生が、卒論の内容がコピペかどうか調べる研究をしてる、なんて聞いたことがありましたが、商品化されていたんですね。単純なコピペだと簡単に見ぬかれてしまいますね。

元にもどって鵜呑みにしてしまう行為、ブログでは「聖書」を例にあげていますが、宗教や信仰、思想の話はここではおいておいて。

どのようなことでも、とりあえず全てをまず受け入れてしまう、というのは考える機会を失ってしまうということでしょうか。
首を締めるような話ですが、このコラムだって、勝手なおかあちゃんの意見なわけで。

もし、腑に落ちたと思うなら、なぜ腑に落ちたか、どの部分に同意したのか、考えてみると良いのかな。

一足飛びに考えろというのではなく、そこにすこし自分の考えを足してみるのはどう?
+1から始めてみよう。
ショートカットはしていいんじゃない? 自分の考えに+1をするために。

こどもには、そういうふうに思ってぐぐってみると良いのかも、と言ってみようと思います。
地道にそういう訓練をしていけば、検索結果は考えるための材料をあつめる良い道具になると思いました。