この投稿は、「子供」×「アプリ」+「α」 Advent Calendar 2015 - Adventar 12日目の記事で、和田貴美子さんによる寄稿です。
クリスマスには、子どもに何をプレゼントしますか? 12月とは思えない暖かい土曜日。
今日は、午前中に八女の小学校で、PTA教育講座。
夏休み前に6年生にお話した学校です。
学習発表会と、給食参観の間での開催で、残っておられる保護者が多かったこともあり、教室の広さのホールでは、入りきれず、廊下で聞いて下さる方もありました。
また、地域の方も沢山みえておられて、地域ぐるみで子どもを見守ろうという意識が高い事がわかります。
とは、いっても、4.5.6年生のケータイ、スマホ所持は3人に2人ということで、市内では多いほうです。
今日も先ず、親も子も、その上の年代でも共通のメディアであるテレビの話から始め、今の子どもの実態や起こっている事件を具体的にお話しました。
ケータイ、スマホはまだ、持たせていなくても、ゲームにハマっている子どもはこの学校でも多く、親のスマホにゲームアプリをダウンロードしてくれと、泣きつかれて困りはてているといいます。
もうすぐクリスマス、お正月…新しいゲームをもらったり、スマホデビューする子どもも多い時期です。
絶対ダメとか、取り上げろとは、言いません。
でも、子どもの成長を思えば、クリスマスにふさわしいプレゼントは、ケータイやスマホではないかもしれません。
冬休みは、家族で年末年始を過ごすためのもので、子どもをゲーム漬けにする為の時間ではありません。
冬休みには、子どもにも、片付け、大掃除をさせましょう。
ケータイでは、体験出来ない〜季節の行事を親子で楽しみましょう。
こたつでミカンむきながら、クリスマスケーキを食べながら、親子でゲームのどこが楽しいのか、やり過ぎたら、なぜダメなのか〜食卓で話題にしてもらえたら…嬉しいなと思います。
火曜日に講演させてもらった学校でも、若いママたちは、漠然とした不安を抱えて、どうしたら良いかと悩んでいました。
子どもの言いなりになって、ゲームをさせること、小学生にケータイを持たせることが良いこと〜とは、決して思っていないのです。
私も正解を持っているわけではありません。
繰り返し同じビデオを見たがる4歳の息子に困ったし、叱っても、叱っても、ゲームを止めないので、押入れに隠したこともありました。クリスマスには、戦隊ヒーローのおもちゃを欲しがって、高額なのと、サンタクロースのプレゼントとして、良いのかな、どうしよう〜と、悩んだものです。
今のママたちと何も変わらないかもしれません。
反省も込めて、ひとつ言えることは、子どもを思っていても、ムリヤリでは、子どもは言うことはきかないし、親子の関係にもよくないということ。
クリスマスを前に、やさしい気持ちで、親子が話すきっかけにして欲しいのです。
今日も綺麗なお花をいただきました。先日のお花も一緒に飾りました。
子どもへのプレゼントが、子どもと親を悩ませるものでないように願っています。