著作権グループ(日経新聞 攝待氏を囲む)

日経新聞攝待さんの講演で出てきた「NoMore映画泥棒」は著作権ではなく別の法律。

「映画の盗撮の防止に関する法律」

Q. これ、著作権違反じゃない?新聞無断転載じゃんという場合の対応はどうなるの?

A. 通報を受け付ける部門がある。

通報よりも、許諾の確認のほうが多いです。

許諾に関しては毎日1時間程度会議を開いて話し合っています。

→ 使用したい、即日許諾とかはなかなか難しいかも。

Q.Web魚拓とかの対応ってどんな感じですか?

A. いたちごっこです どこまで費用をかけるかという話にもなる

ここからプライバシーの話に。

攝待さん

新聞記事に名前や写真を掲載するのはOKでも、ネット記事になると嫌がる人もいる。

ネットに対してプライバシーの配慮をしていく必要が出てきた。

欧州の忘れられる権利の例。

今後はネットに載せる場合は匿名にしたほうがいいのではという議論もある。

ネット時代に合わせた報道倫理が求められている。

忘れられる権利の例だと、もし、名前を検索結果から削除しなさいという話が出た場合に、新聞記事を検索して提供しているサービス内のデータベースも対応していく必要が出てくるかもしれない。

新聞の報道倫理として、前科報道はしません。

たとえば、汚職で前科のある人が痴漢をした場合、まったく異なる犯罪であり、汚職と痴漢に関連はない。

Q.近頃は、記事投稿がTwitterやYoutubeが出典なこともあるけど、その部分の著作意識とか対応ってどうされているのですか?

A. 基本的にはDMだったりメンションだったりで発信者に許諾をもらって新聞記事に取り上げている。

しかし、著作権者が不明だったり、連絡をつけようがない場合もある。

時事的なことはOK

この場所で、この取り押さえられて逮捕されている人は確実に犯人で、時間帯も情景も、この犯罪現場に違いがないという場合など。

事件を報道するために必然性がある場合はニュースにする。

また、どうしても連絡がつかない場合には...

Twitterで話題の

Youtubeで話題の

など「話題になって入る」ことをニュースにしています。