113 TIPS:保護者のための+αアプリとAndroid基本機能活用法
Post date: Jan 9, 2015 11:48:23 PM
2014年11月01日掲載
転載元:https://www.facebook.com/SafeWebKids/posts/346210075540312
子供のためにスマートフォン(以下、スマホと記述)を購入する際に、AndroidにするかiPhoneにするか悩みますよね。
我が家もそろそろ、買い替えと同時に格安スマホにすることを模索しているため、キッズ携帯からどの機種に変更しようかと日々悩んでいるところです。
★ 利用時間制限をしたいなら絶対Androidを選択。
子供にiPodTouchを買い与えて触らせてみて思ったのが、iOS(iPhoneやiPodTouchのOS)では細かいカスタマイズが困難だということ。
ブラウジングの時間制限は家庭内でWi-Fiを利用しているなら、ルータに時間制限機能のついたものを購入すれば済みそうですが、スマホは電話ですから単体でネットに接続することができます。
勿論、ブラウザを起動させない設定にしておくことも可能でしょう。
でも、スマホゲームアプリはどうでしょう?
ネット接続が不要なゲームアプリも多々ありますよね。
それなら、インストールさせない設定にしておけばという手段もありますね。
でも、こと細やかな設定を行うとなると設定はかなり難しい。
というわけで、今回は、Androidに特化して極力基本機能で、どうしても無理な場合は無償のアプリを利用してペアレンタルコントロールを行う方法を提案します。
★ 「まもるゾウ」で機能制限をする
どのアプリを許可するのか?のみを考えるのであれば、Android 4.2.3 以降で利用可能な「制限付きプロフィール」を利用する手段もありますが、残念ながら発信者制限や時間制限といった機能は現時点では提供されていないため、今回は「まもるゾウ」を利用する方法をお勧めします。
制限付きプロフィール
https://support.google.com/nexus/answer/3175031?hl=ja
既に、「まもるゾウ」を導入しているよ!という方も、 2014年7月9日にバージョンが 1.0.0.2 がリリースされ機能追加もされていますので、ぜひ最新バージョンへの移行を検討してみてください。
まもるゾウ - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.axseed.mzou
この「まもるゾウ」を導入することで、以下の内容を制御することが可能です。
1. 曜日ごとのアプリ利用時間制限、通話発信時間制限
2. 通話時間制限(個々の通話)
3. 月間累積発信時間の制限
4. 電話の発信先制限
5. 電話の着信元制限
6. 利用アプリの制限
キッズ携帯が備えていた発着信制限や、子供と話し合いながら利用アプリを増やしていったり、特定のアプリのみ時間制限をしないなど細かい設定が可能が可能ですよ。
また、Google Playの利用制限を行うことで、新たなアプリの導入やアプリ内科金を利用させないこともできますよ。
★ 「ノートン ファミリー セーフティー」でペアレンタルコントロール
子供が危険なサイトへ近づくことをブロックしたいという場合には、無償で導入可能な「ノートン ファミリー セーフティー」を導入してください。
保護者機能ソフトウェア - ノートン ファミリー
https://onlinefamily.norton.com/familysafety/loginStart.fs
「ノートン ファミリー セーフティー」を導入することで、以下の内容を制御することが可能です。
1. Webサイトフィルタリング(監視か遮断を選択)
2. 検索サイトのコンテンツフィルタ設定
(Google、Ask、YouTube、Yahoo!、Bing、Blinkx のみ)
3. 利用時間制限(アクティブ時間かログオン時間を選択)
時間制限に関しては「まもるゾウ」と重複する機能ですが、「ノートン ファミリー セーフティー」の機能を利用することで、子供のスマホを直接操作することなく設定変更が行えますのでこちらの機能を利用するという選択も可能ですね。
★ 「Androidデバイスマネージャ」で子供を見守る
キッズ携帯にあった見守り機能は、保護者がパソコンを利用して子供の位置情報を確認できるものもありました。
Googleが提供している「Androidデバイスマネージャ」を設定することで、以下の機能の利用が可能です。
1. スマホの現在地データを地図上に表示
2. 音声オフでも最大音量で着信音を鳴らす
3. リモートでのデータ消去(スマホでの設定要)
4. リモートロックと所有者に発信表示
設定したスマホの現在地のおおよその位置を確認することができるため、まだ公園にいるのかな?など、自宅や手元のスマートフォンから見守ることが可能です。
音声オフに設定されていても着信音を鳴らすことで、遊びに夢中になって入る子供の意識をスマホに向けることもできますし、その後リモートロックの機能を活用して「すぐに電話してね」なんてオリジナルのメッセージを表示しながら、ワンタップで自宅に電話がかかるようなボタンを設定することもできますよ。
Android デバイス マネージャー
https://support.google.com/accounts/answer/3265955?hl=ja
なくしたスマホを探せる「Android デバイス マネージャー」を使ってみました - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20130909-android-device-manager/
★ その他のアプリ
◇ ミマモール
「ミマモール」は無償プランと有償プランがありますが、無償プランだけでも子供の位置情報の確認やアプリの起動制限は可能です。
より細やかな設定を行いたい場合には有償プランを選択するという方法もありますが、まずは無償で機能を試せるというのはとても便利なのではないでしょうか。
ミマモール | 家族を見守るスマートフォン
◇ 埼玉県安心サポートナビ
「埼玉県安心サポートナビ」は本来は埼玉県民のために作成されたアプリですが、ワンタップでの防犯ブザーや防犯ライトといった機能が利用可能です。
もし、キッズ携帯にあった防犯に関する機能を望む場合には入れておいてもよいかもしれませんね。
スマートフォン用防犯・交通安全アプリ 『埼玉県安心サポートナビ』 配信スタート! - 埼玉県ホームページ
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/saitamaken-anshin-support-navi.html
基本機能に少しアプリを追加することで、子供を守るための機能をスマホに与えることが可能です。
子供とネットを考える会では、これらのアプリの利用手順をサイトにまとめて公開する予定ですので、もうしばらくお待ちくださいね。