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vol.01 201304~06

このページは2013年4月~6月に子供とネットを考える会のFacebookページで掲載されたコラムへのリンクです。
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2013年4月掲載分


2013年5月掲載分


2013年6月掲載分

26 わからない言葉が多すぎる

2013/07/20 9:14 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:57 に更新しました ]

2013年06月30日掲載
「ポチるより、ぐぐって落としたら?」

先日、NHKが外国語の使用過多で精神的苦痛を受けたとして訴えられるという出来事がありました。

「外国語使いすぎ」NHK提訴の男性に専門家も「心境は十分わかる」 - MSN産経ニュース 

本来であれば、日本語に容易に置き換えることのできる言葉ですら、カタカナ用語(外国語)を使用しているのが問題だというのです。

子供の言葉も、どんどんわからない言葉が増えてきます。
インターネットの掲示板で色々な情報を得れば得るほど、所謂、ネットスラングが日常会話に浸透していきます。

この話は、日本だけではないようで、去年の夏には「TextGenie」というアプリがGoogle Playに公開されました。
このアプリは電子メールやSMSメッセージで送信されるネット独特の略語を普通の英語に変換する機能を持っています。
残念ながら日本語版はなさそうですが...

Baffled by text speak? New app will help puzzled parents - Telegraph 

若者言葉というと、明治前期に流行った「失敬」という言葉だそうですが、年配の男性と話をする時に良く聞きますし、ら抜き・さ入れ・れ入れも問題視されましたし、ファミレス敬語などもそうですね。

この会で書いている文章を見ても、多々そういう言葉があると思います。
外国語のままで書いたり考えたりする習慣がついてしまって、気づけば、そういった言葉は日常にあふれていて、何が正しい日本語なのか、どう言い換えればいいのかわからない等々。

「ソシャゲ」とよくこの会でも書いていますが、略さずに書くと「ソーシャルゲーム」ですが、日本語的に書くと「社会的な特定の規則の上で行われる参加型の娯楽・競技」...って長いわ!
私が学生時代には「格ゲ」と言っていた「格闘ゲーム」は、同じように書くと「格闘を行う特定の規則の上で行われる参加型の娯楽・競技」となりゲームというよりはむしろ肉体的に戦う競技のようです。
「モゲマス」は友人がどっぷりはまっていますが、Mobage上で行う「アイドルマスターシンデレラガールズ」の略語です。
「コミュニケーション障害」の略「コミュ障」は、日本語的に書くと「意思疎通に障害のある人」となります。

子供の口からいきなり「携帯開けたら電池が妊娠してて」とか言われたら、思わずキョトンとしてしまうかもしれません。

6/7に紹介した「平成22年度インターネット等の適切な利用に関する指導事例集」には「インターネットスラング」の項目が設けられており、
・一般的なネットスラング
・誹謗中傷に関するネットスラング
・家出・売春 / 買春に関するネットスラング
・自傷・自殺に関するネットスラング
・飲酒・喫煙に関するネットスラング
に分類されています。

平成22年度インターネット等の適切な利用に関する指導事例集紹介

こういった言葉は、子供達がやり取りするメールやメッセージだけでなく、大人も使っている場合が多くなっているかもしれませんね。

意味を知らなければ何を言っているのかわからない文字の羅列。
「タヒね」や「氏ね」など悪意の込められた言葉を受け取った時、どんな気持ちになるでしょうか?
ネットスラングだから本気で書いているわけじゃないって思えるのでしょうか。

ネットスラングであれそうでない言葉であれ、受け取る相手のことを考えて言葉を紡ぐことの大切さを少し考えてみましょう。

美しい日本語を話すことや書くことを常々意識することは難しいかも知れませんが、文章を読んでいる相手や話をしている相手に理解してもらえる言葉づかいを親子で身に着けていきたいなと思います。

25 被害者か加害者か

2013/07/20 9:09 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:57 に更新しました ]

2013年06月29日掲載
先日放送された「ほこ×たて」というテレビ番組で、セキュリティ技術者が攻める側の「ほこ」と守る側の「たて」に別れた対戦がありました。

「たて」の技術は、セキュリティに関する技術を高めて会社の情報を守ります。
「ほこ」の技術は、犯罪情報等をコンピュータの中から探し出す事ができます。

ちょっと違った見方をすると

「たて」の技術を悪用して、犯罪情報を隠すことができるでしょう。
「ほこ」の技術を悪用して、他人のコンピュータに無断で侵入できるでしょう。

セキュリティに関する技術も、使い方ひとつでまったく違った結果を生みます。
この「差」はどこにあるのでしょう?

以前、ある学生さんから聞いた話で、自宅のパソコンにフィルタリングツールが入っていたために、見たいWebサイトが見れなかった。親が同じパソコンでパスワードを入力してWebサイトを見ていたので、そのパスワードを知りたいと思ったのですが、もちろん、親はパスワードを教えてはくれません。
そのパスワードを知るために、入力した内容を盗み見る為のプログラムをパソコンに入れることで、パスワードを知ったというのです。

これは、ほんの一例ですが、皆さんはどう受け止めますか?

自宅のパソコンだし問題ないんじゃない?そりゃぁやりすぎかもしれないけど...
自宅のパソコンで、もし、家族の誰かが仕事をしていたら?
そのプログラムが悪意のあるもので、仕事の内容が流出してしまったら?
何も起こらなかったから良いというものじゃない。

それは、犯罪へ繋がる第一歩。

いろいろな意見があるかも知れません。

こういったプログラムは、雑誌で紹介されていたり、アングラ系と言われるWebサイトで紹介されていたり、その気になれば誰でも手に入れることができます。
もし一度でも、パスワード盗むのって簡単!もっと他のパソコンでも試してみよう!とか、もっと人の秘密を盗める方法があるかもしれない調べてみよう。と思って実際にやってしまったら。

親の秘密、友達の秘密、交際相手の秘密、他人の秘密。

パソコンに限ったことではなく、ばれない、という確信(思い込み)はブレーキを緩めがちです。
もし、目に見える行為であれば、どうにか誰かが気がついて周りの大人がブレーキをかけてくれるかもしれない。しかし、IT技術はこの行為を、情報弱者からは見えないところに持って行ってしまいます。

先日、日経ITProというWebマガジンの記事でこんな記事がありました。

第4回 知らぬ間に「加害者」に、未成熟なネット規範
~スマホ・チルドレンの実情(下):ITpro

記事内にあった子供の言葉。
「え?これくらいで捕まるの?みんなやってるやん!」
コレは、子供達の本音だと思います。

悪口を言われたから、ネットに「こいつムカつく」って実名で書き込む。
チェンメ回されて鬱陶しかったから、自分も友達にチェンメを回した。

もともとは、悪口を言われるという「被害者」だったものが、ネットに書き込むことで「加害者」になってしまう。
チェーンメールや迷惑メールを送りつけられる「被害者」だったものが、同じことを他人に行うことで「加害者」になってしまう。。。

「モラル」という言葉は、心のタガ、良心、理性を表したうまい言葉だと思っていますが、子供の間は、このどれもが未成熟です。
未成熟だからこそ、ゲームにのめり込み、悪ふざけをし、人を蔑み、いじめをし、負の方向に走った時に止められなくなることがあります。
今はもう、大人になってしまった自分たちも、子供の時代を思い出すと、少しはそういったことを経験していたような気がします。

中高生になると、小学生より知識も判断能力もあがるのでしょうが、思春期は自律と依存の狭間な気がします。
自分で判断して行動したい「自律」。
友達と同じことをしないとと思う「依存」。
大人になると、うまく折り合いをつけている人が大半かもしれませんが...

うまく心のタガを閉められない時に、親はしっかりと、このタガを閉められるように見守り寄り添っていきたいなと思います。

24 高校生が見たフィルタリングについて

2013/06/23 18:21 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:56 に更新しました ]

2013年06月23日掲載

昨日はLINEについての話を高校生視点で書いたコラムを紹介させていただきました。
今日は、引き続きフィルタリングについて、そしてインターネットについて高校生の考えをご紹介します。

===

作者:黒林檎

インターネット(携帯の3G回線)をフィルタリングについて次は淡々と語って行きます。 

まず結論から言うとフィーチャーフォン(以下ガラケ…*普通の二つ折り携帯だと思ってください。)だと意味をなしていたのですが、スマートフォンのフィルタリングはあまり意味をなしていません。 
その理由は、まずスマートフォンはWiFiを使用する事が出来るので携帯会社が行っている3G回線のフィルタリングは対象外なのです。
なので自宅などでWiFiを設置している御家庭ではフィルタリングがあんまり意味がないと思ってください。なので携帯各社はフィルタリングを行う際アプリケーションでフィルタリングアプリを入れるように勧めてくるのはそのせいです。
それを入れて使用出来るブラウザを限定すれば3G環境外..要するにWiFiでもフィルタリングが行われる事になります。
禁止する事は結構簡単なのですが、私は本当にそれで良いのかな?という疑問もあります。
というのは先ほどLINEのお話をしましたがやはりそういったSNSなどを使用すれば対人コミュニケーション能力を補えると思います、それにフィルタリングで限定した閲覧場所だけでは手に入らない言葉の語彙など日常生活において役に立つ事も多いと思います。
というのは基本的に私がそうでして、中学のときなんかは携帯電話って基本連絡以外使用せず放置していたのですが、多数の情報サイトや他人の感想記事など読む事になってからは知らない知識や話口調など学ぶ事が多かったですし、特にSNSなどは他人とコミュニケーションするには良い環境です。
そう思うと保護者は社会勉強の一環としてこういったスマートフォン..インターネット環境などを子供に与えても良いのではないかと思います。 

でもやっぱり、これもニュースなんかで「ゲーム課金で200万請求」とか良く耳にしちゃって、ゲーム内課金なんかで多額の請求が来たら嫌だからフィルタリングするっていうケースもあると思います。
個人的にゲームは不必要だと思っているので、やっぱり良くゲームをするお子さんなら小額の課金から多額の課金をしてしまいがちですので規制すべきだと思いますね。
ゲームで遊ぶのはクラスメイトなどとの会話にはなると思いますが特にゲームで遊んでいるだけでは何も生みませんのでこれは規制しても子供が文句言う方が可笑しいと私は思います。

勿論、上記は私の意見であり無論ゲーム制作の技術やデバッグ手法などは尊敬をしています。

クレジット決済が出来ないような携帯(課金方法で携帯代と同時請求出来る課金もありますのでここは注意が必要です。)にするなど、逆にゲーム自体する事を認め課金をしたら厳しく叱るというのもある意味教育的には大事なのではないかと思います。 

ここまでフィルタリングのお話まとめると…。 

[1]
スマートフォンのフィルタリングはWiFiを使用すれば意味がないのであまりおすすめしない。
※iフィルターなど入れて対策してもそれも回避する方法あるので上記でまとめる事にします。

[2]
ゲーム内課金は保護者としても怖い問題、多額請求を未然に防ぐ為にフィルタリングをするよりかは課金自体を出来ないように契約時に設定する。

...という事になります。

感想(全体のまとめ)。

私の個人的な価値観ですが、インターネットは使い方次第ではとても便利な物ですがちょっと間違えたら物凄く怖い物になってしまいます。
逆にそういった事を解っている保護者の皆さんが知らない子供(お子さん)に対してトラブルに巻き込まれないように教えてあげる事が大事だと思います。
文中に述べたように、やっぱりインターネットをしてるしてないでコミュニケーション中の言葉なんかが豊富になったり、LINEなんか使用してたらグループトークなんかであまり話さないクラスメイトと親しくなれたりと結構重宝する所が多いです、なので一概に規制を強いるのではなくある程度の自由性を持たせた上で規制するべきだと思います。
その自由性というのは保護者側が決めれば良いわけで最初に自由性を持たせた規制をした上で少しずつ改善して行けばいいのではないかと思います。

そういう意味でもこの”子供とネットを考える会”は良い保護者間の意見を交わす場だと思います。
というのは自分だけの意見だと偏りが起こってしまいがちですが、こういう場で他の皆さんとお話し決める事で偏りがない”自由性を持たせた規制”を行う事が出来ます。 

子供の立場からしても規制されない事が一番ですが、規制されるならある程度の自由性が欲しいのでやはり切り詰めた方より余裕がある方が良いので出来ればたくさんの方と話し合った末そういう規制をしてほしいです。

長い文章になりましたが、お付き合い頂き有り難うございましたm(_ _)m

===

如何でしたか?
「自由性を持たせた規制」という話で、ある保護者の方と話をしていた事を思い出しました。

中学生のお子さんはスマートフォンを持っていないけれどスマートフォンでしかできないゲームをしたかったのでお母さんにお願いしたそうです。
そこで、

・1つだけならお母さんのスマートフォンにアプリを入れる

ことを許可してあげたそうです。
勿論、アプリを入れるのはお母さん。
子供にスマートフォンを渡す時はお母さんがアプリを起動して渡す。お母さんの前でしかしちゃだめだし、時間は守る。
という条件付き。 

ある日、クラスの子がLINEをやっているので自分もやりたいとまたお子さんが言ってきたそうで、「1つだけという約束なので、LINEかスマホゲームかどっちを選択するか選びなさい」と答えたそうです。コレって、子供からしたら選択肢なんだろうなって思いました。 

これからも、子供とネットを考える会では、いろいろな資料だけでなく親や子供、全ての立場で「子供とネット」を考えていけるよう頑張りますね :-)

23 高校生が見たLINEについて

2013/06/23 18:19 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:56 に更新しました ]

2013年06月22日掲載
今回のコラムは、とある勉強会で知り合った高校生にお願いして書いてもらったお話です。

お願いしたのは2点・高校生からみた親とかフィルタリングとかの考えについてコラム的なのって書いて欲しい(生の声)・高校生なりにこうしたらいいんじゃない?とかいうのがあったら嬉しいです

実際に、お願いした高校生が周りに話を聞いてくれたところ、ほとんどがフィルタリングをされていなかったということでした。
高校生なりに、思うことを長文でも良いので書いてほしいなとお願いした生の声。

一度、ご覧になってみませんか?

===
作成者:黒林檎

近年、LINEやTwitterなど昔のメールでのコミュニケーションが一転しSNSを含むアプリケーションを用いて色んな方とお話する機会が多くなったのではないかと思います。
Twitterを例に上げると、知り合い以外でもフォロー(友達申請のような物です。)出来且つ相手からもフォローされればダイレクトメッセージといって第三者に見られない形でやり取りをする事が出来ます。
そういったやり取りを通じてLINEのIDなどを聞きLINEでやり取りするのが結構中学から高校生で多いと思います。
しかし保護者としてやっぱり自分の子供が所々ニュースでやってる事件などに巻き込まれないか心配でフィルタリングする事が多いと思います。
今回はLINEを大きく取り上げ例としますが、TwitterやFaceBookなどのSNSも同じように深刻な問題ですよね。

LINEを使った事件まとめサイト

それに、こういった事件などが絶えないせいで保護者としては携帯電話をフィルンタリングしてこういった事件に巻き込まれないように先に対策しちゃおう。って考えて安心してしまいがちです。
しかし、最近ではiPodやウォークマンなどでもLINEやTwitterなどのSNSが出来てしまい、携帯電話をフィルタリングしたからといって具体的な対策案にはあっていないと思います。
こういった事件を無くすには、保護者の監視も大事ですが子供のネットに対する見方だと思います。
そういった子供のネットに対する見方を養うには保護者の理解が必要だと私は思います。
私の価値観ですが、例えば"興味がある分野の人とは交換するけど少しでも出会い目的のある人とはLINEのIDなどを交換しない!!"とか、本当にそれぐらいの心構えで多々ある事件はなかったのではないかと思います。
特に中高生に言える事ですが、掲示板などで友達募集してる方はプロフィール画像で”友達追加”や”会っても良いかな”と思ってしまうケースが多いようです、要するにプロフィール画像の容姿だけで判断してしまう。
そういった安易な判断のせいで多数の事件が起きている事も事実です、なので一概にコレは良いという方法はなくそれこそ保護者の教育的価値観に基づいて子供にインターネットのモラルを教えなければならないと思います。
そういえば、Naverさんがそういった対策を実施していて..
その前に掲示板にID公開していた方がいたのでお話を聞いてみましたのでここで紹介します。

_…._
黒林檎)携帯電話フィルタリングされてない?LINEのID検索出来ないとかない?
?氏)フィルタリングはされてないはず!あ、ID検索はできるよー(・ω・)ノ
黒林檎)掲示板にID晒してたよね、起こった出来事ワースト1からお願いしまーす(^o^)/
?氏)何やろなー下ネタ連発とか画像送って来たりとか(´・_・`)
黒林檎)おう...ネットあるある、斉藤さんでは懐かしいシーンです..それワースト1は出会い厨系を期待します。
※斉藤さんというのは通話相手がランダムで決まる通話アプリのような物です。
?氏)そうなんやwあー出会い厨は多かったなLINEでいきなり会おうとかが多かった(´・_・`)
黒林檎)出会い厨ってリアルではどんな物か気になります...はい..www
?氏)どんなのって?wLINE飛ばして来て何歳?どこ住み?から近かったらお決まりの可愛いね、会いたいとかかな(´・_・`)
黒林檎)なるほどなるほど、有難うございました。
_…._

という用に結構出会い目的の方が多いようです。

それでは、Naverさんがそれらの対策を実施しているので紹介します。
※NaverとはLINEを運営してる方です。
1)非公式掲示板のサイトまたはサービスの閉鎖依頼
//これはLINEの使用目的外(運営目的外)であるためにNaverさんが削除依頼を出します。
2)アプリマーケットのレビュー欄にLINEIDが書かれている場合の削除依頼
//これはID書き込みを許さないって事ですね。
3)18歳未満のユーザーのID検索利用停止
//現在KDDIさんのAndroidのみ実装しています。(KDDIさんのiPhoneは対象外です。)
4)無差別勧誘メッセージ対策(サクラサイト誘導)
//これは営利目的など含めて迷惑行為は辞めましょうって事ですね。

などなどNaverさんも対策を実施しています。

しかし現状から見てもそれだけでは不足で、Googleなどで"LINE ID 掲示板"と検索すれば解る通り多数のID交換掲示板が存在します。
それにTwitterやFaceBookにmixiといったSNSサービスを利用してLINEIDの交換などなど実質ID交換の対策は不可能だと思います。
先ほど"18歳未満のユーザーのID検索利用停止"というNaverさんが実施してる事を述べましたが、これは良い案であると思いました。
どこが良い案というと例えば私が19歳と仮定して16歳との高校生をID検索して追加しようとすると検索結果から16歳の高校生は出て来ません。
要するにがID検索する方(私)が検索される側(16歳高校生)を検索しても高校生側(18歳未満)の初期設定で設定の『”ID検索を許可”』設定がオフになっているのでID検索しても検索結果に表示されないという事になっています。
この設定は"設定"→"プライバシー管理"→"ID検索を許可"で設定する事が可能です。

子供のスマートフォン(インターネット利用を含め)口だけで規制を強いてる方は、こういった設定を設けた上で子供に利用さすて上げるというのはどうでしょう?

多数の保護者さんは「スマートフォンなんて買い与えません」と言った後、子供の「クラスの友達皆がLINEなどをしていて僕だけ会話について行けないんだ」という悩みを聞いて買い与えてしまいがちです。
確かにLINEの"タイムライン機能"や"グループトーク"などは使う事をおすすめします(クラス40人いたら半数以上はそういったグループトークに入っていてそこからあまり話さないクラスメイトと親密になってり出来ますので)
それにテスト期間などは他人の意見が聞けて重宝します。
と子供側の立ち居値で意見を述べてみましたが、やっぱり女の子の保護者の方が色々そういったサービスの利用って気になってしまうと思うんです。
でもやっぱり携帯を毎日毎日見せろなど言って監視するわけにも行かないじゃないですか?
なのでその点においても保護者は信用という物を置かざるを得ないと思うんです。
LINEやTwitterなどを使用していてやっぱりそういった事件に巻き込まれる心配は勿論ですが、成績など心配する方が多いと思います、なのでそれも含めて『成績が**点下がれば携帯没収ね。』とかニュースとかでLINEを使用した犯罪など流れた際に『もしこんな使い方したら携帯解約するからね?』とか軽く釘を刺すのも良い手だと思います。
勿論そういった制約を元に先ほどのID検索拒否といった対策をとる事も重要だと思います。

長々話しましたが少しLINEについてまとめて置きます。

[1]
LINE運営が問題対策しているが事実上対策不足である、これ自体は運営が悪いわけではなく一部の利用者のモラルが欠けているという問題でもある。

[2]
子供が事件に巻き込まれる危険性など回避する方法としてID検索拒否は良い対策である、18歳未満ID検索利用停止は現時点KDDIのandroidのみ実装されているのですが、これは各御家庭でも行える最前の善処と言えるので携帯会社が行うよりもこちらで先に行うのが得策だと思います。

[3]
中高生のコミュニケーション、連絡手段はLINEが基本となっています。なので「LINEなんて絶対インストールしちゃ駄目」と強いるのは少しばかり子供も納得が行かないと思います。

なので「**点成績落ちたら携帯没収」や「ニュースで話題になってるような事なったら携帯解約するからね?」などなど釘を刺した後[2]のようにID利用停止などルールを設けた上で利用さしてあげれば良いと思います。

===
明日、23日(日) 【コラム:高校生が見たフィルタリングについて】 に続く。

22 携帯キャリアのフィルタリングの実際

2013/06/16 9:48 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:55 に更新しました ]

2013年06月16日掲載
みなさんのところでは、お子さんの持っている端末はキャリア契約していますか?iPodTouchでしょうか?それともタブレット?
子供に携帯をもたせる時に気になるのがやはりフィルタリング機能。

キャリア契約していないご家庭ではキャリアのサービスは受けられませんが、いずれ契約する時が来た時の情報としてお持ちいただければ幸いです。

2009年4月1日からの法律の施行により、子供のもつ携帯電話にフィルタリングを施すことは、保護者の責務になりました。

しかし、Wi-Fiでの通信については一体どうなってるのかなーと常々疑問に思っていたので、docomo、AU、softbankそれぞれに実際に聞いてみました。他のキャリアには聞いていませんが、国内3大キャリア、ということでご容赦を。

------------------------------
☆ドコモ
------------------------------

<アクセス制限サービス>
iモードまたはspモードで接続のみ対応。
お申込み必要。アプリケーションのインストール不要。
年齢区分:小学生低学年・小学生高学年・中学生・高校生

<あんしんモード>
端末のWi-Fi機能の有効化を不可とし、Wi-Fi経由でのインターネットアクセスを制限。
アプリケーションのインストール要。(Androidのみ)

■中からのひとこと
Wi-fiで繋げられないようにしている、という事ですね。docomo回線のみを使用することで、上記サービス二つ合わせて使用する事になります。docomoではiPhoneを販売していないため、Androidのみ対応です。

また、フィルタリングの設定変更や解除は店頭のみの受付です。

------------------------------
☆au(KDDI)
------------------------------

<安心アクセスサービス>
auのLTE/3Gの回線接続時のみに対応、Wi-fi時無効。
年齢区分:小学生向、中高生向、カテゴリ別にカスタマイズ可

<安心アクセス for Android>
年齢区分:小学生、中学生、高校生

<安心アクセス for iOS>
年齢区分:小学生、中学生、高校生

すべてのアクセス経路(3G/LTE/WiMAX/Wi-Fi)においてフィルタリング対応可能。アプリ起動を制限。(※表示される広告自体をブロックするものではない)
ただし、専用ブラウザアプリを利用すること。

アプリ追加時および、一日一回、インストール済アプリをデータベースで照会し、その判定情報に基づき起動を制限。

■中からのひとこと

for iOS のサービスはつい最近始まったばかりのようです。iPhone を既に持っているお子さんに今からこのアプリを入れてもらうのは本人との交渉が難しそうですね。

iPhone については後述へ。

------------------------------
☆Softbank
------------------------------

<ウェブ安心サービス(フィルタリングサービス)>
年齢区分:小学生、中学生、高校生、高校性+
Wi-Fi時無効。

<wi-Fiフィルタリングアプリいろいろ>
softbankでは、そのものズバリのよくある質問として載っていました。

「Wi-Fi通信によるインターネット接続にもウェブ利用制限をすることはできますか?」

ここの説明によると、端末毎に下記アプリを入れれば良いようです。

★Android
<あんしん設定アプリ>
<Yahoo!あんしんねっと for SoftBank>

★iPhone
<Yahoo!あんしんねっと for SoftBank>
<Yahoo!きっず>

Wi-Fi時には上記のブラウザアプリを利用すること。

■中からのひとこと
Android、iPhone 共にアプリが提供されています。ただし、このアプリケーション上でしかフィルタリングはしないので、説明にあるとおり、他のブラウザでは使えません。Yahoo!キッズはiPhoneしかないようです。
他のブラウザについては機能制限する必要があります。iPhoneについては後述。Andoridに置いては、あんしん設定アプリが機能制限アプリとなっているようです。

------------------------------
☆番外:iPhoneの場合
------------------------------
iOS、AppStoreでレート設定を採用している。
年齢区分:「4+」「9+」「12+」「17+」(iOSの設定による)

元々の機能として備わっている「機能制限」にて「許可するAppのレート」を設定することで、アプリの利用/ダウンロードを制限することが可能。

■中からのひとこと

iPhoneの方は、iOSのもつ機能を把握しておく必要がありますね。
年齢制限と課金については、こちらにわかりやすく説明が書かれたページがありました。ご紹介しておきます。

※iPhoneはURLをクリックした時にsafariを起動しますが、そのsafariに制限をかけると、URLをクリックしてもブラウザが開きません。機能制限と便利さは表裏一体とも言えそうですね。

auでは、2013年2月18日より、未成年へのiPhone(またはiPad)販売時において、アプリの利用制限を店頭にてデフォルトで設定する運用を開始しているとのことでした。

さて、実際に行われるフィルタリングについては、AU、softbank共に、ネットスターのものを利用しています。以前にもご紹介しましたね。

キャリアごとに、年齢区分やプランによっても差がありますが、フィルタリングをかけて安心して放置、ということではなく、キャリアが用意しているものを有効活用して、フィルタリングを外していけるように、子供の様子を見ながらフィルタリングを卒業させていきたいですね。

どのようなサイトが制限されるのか、どのようなカスタマイズできるのか。お子さんと一緒に、納得してから使いましょう。

また、フィルタリングと、ウィルス対策は別のものです。ウィルス対策についてはいずれまた取り上げたいと思います(^o^)

21 文字だけの「はじめまして」

2013/06/16 9:44 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:55 に更新しました ]

2013年06月15日掲載
我が家の子供も、流行りにもれずに私の持っているiPhone端末でパズドラをしています。(私が許可をしているときだけですが・・・)

パズドラもソーシャルゲームのひとつです。フレンド機能によって、友達とつながり、友達のもつモンスターを見て、強いモンスターの攻撃力、属性、スキルなどなど、ひとつひとつ丹念に調べ、戦うのに有利な人を選んでからダンジョンに挑戦します。

フレンドのもつモンスターの強さや属性が重要なため、気楽に知らない人もたくさんフレンド登録しているようです。友達だからつながる、とは思っていない様子。選ばれると、フレンドポイントが手に入って、ガチャという機能で、ゲーム上の景品(?)がもらえます。

でも要注意ですね。フレンドとはメール交換できるようになっています。ご存知の方が少ないようなのですが、パズドラフレンドも、実は見知らぬ人とメッセージ交換できるツールになってしまうのです。ただ、フレンドの数には制限があり、大勢とはフレンドにはなれないようになっています。

知らない人とはメールしてはいけないよ、と子供には言うようにしていますが、

A君とB君がパズドラ友達
A君とC君がパズドラ友達になった
A君はB君にC君のIDをメッセージで送った

こんな感じで、フレンドが増えていくようです。全員が知り合いであれば安心ですが、無断でつながりのない友だちのIDを送ったりすることも考えておいたほうがいいかもしれません。

先日、お母さん同志のつながりで○○さんちのお兄ちゃんだから、友達になってもいいよ〜などと言ってみたところ、こどもから、

「○○くんにメールしてみようかな」

などと言ってきました。「いいよー」と返事をし、短いメールを書いたようです。
住んでいる地域も違うし会ったことも無いのですが、母同志が友達だというところに親近感がわいたのでしょうか。

でも、このつながりへの衝動には少し考えこんでしまいました。

児童心理や臨床心理とか全然分からない私ですが、どうやら、この少年期というものは、つながりへの欲求が大人よりも強く、知らない人と積極的につながろうとしてしまうように感じます。

新学期、クラスが始まった途端にクラスの半数以上がLINEのIDを交換し、翌日にはIDのある全員が同じグループに参加していたり、メールアドレス交換を積極的にしていたり。我が家の子供は中学2年生ですが、毎日誰かのIDやアドレスを持って帰ります。その意欲には目を見張るものがありますね。

対面でもなく、声色もわからない、特に仲がいいわけでもない子たちと文字だけのやり取りをするようになるわけですから、普通の会話よりも気を使うべきところ、子どもたちは無神経に突き刺すことも多いようです。LINEはその点、スタンプという機能でその無神経さがやわらぐように思います。
冗談でひどい事を言ってみたり、その反応をからかってみたり。アンケート取ったりチェーンメールを回したり。自宅で取った写真をLINEボードにアップしたり、LINEのグループ内の自分の発言に既読がつくのを見て「誰だ!?」って言ってみたり。

こういうのが今の中学生の日常です。

日々このような感じですから、いわゆる「ネチケット」、という暗黙のルールはやはり予め教えておいてあげたいですね。

子供へのネットの制限は、年齢があがるにつれて徐々に制限を外していきたいわけですが、その外し方は難しそうです。
様々なツールを使って、メールやメッセージを送る行為、保護者は積極的に子供に関わらないと見えて来ません。でも関わりすぎると過干渉と言われますから、どこで手を離すのか考えどころ。我が家はいまだに模索中です。

自分の携帯が欲しいと言われると、「あなたに分別がついたらね」と言い続ける日が続いています。

以前にも紹介していた、ディズニーのネチケット学習サイト。

今度、子供と一緒にネチケットのサイトを見に行こうと思っているところですよ(^^)



中学生母の近況でした。

20 ネットは校区外(郊外)生活?

2013/06/16 9:41 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:55 に更新しました ]

2013年06月09日掲載
先日、子供の同級生のお母さんと「子供同士で、カラオケ行くいうてるんやけどあそこ校区外やねんなー」という話になった。 

うちの子供の学校では、生徒心得という小冊子が配布されていて、その生徒心得には校区外(郊外)について下のような文言が書かれている。

≪校区外生活≫
・生徒同士で喫茶店、カラオケ、ゲームセンター、映画館等の遊技場へ行かない
・危険な遊びや迷惑になる遊びはやめよう
・悪い誘惑に負けない強い心を持とう
・地域の人々に協力して良い環境づくりをしよう

この項目は、学校によっては「校区外」と書かれていたり「郊外」と書かれていたりする。
「で、カラオケどうするん?」と聞くと、
「うん、一旦送ってって、私の名前で部屋借りて、親がいたら嫌がるから、2時間後に迎えに行くことにしてん。一応、一緒にいるよ的な建前な。抜き打ちで覗きに行くし。」
確かに、思春期を迎えた子供達って子供同士でいろいろな会話もしたい。
親が常にそばにいるのではなく、終わりの時間を決めて、抜き打ちで様子をうかがうってのは妥当なのかもしれない。

あれ?コレってネットで子供を見守る時と似ているよね。

ネットは全部、校区外(郊外)だ。

Suburbia (郊外)からできた造語、Cyburbia(電脳郊外)という言葉をご存知でしょうか。

校区外生活に書かれた言葉はネットにも当てはまります。

子供がネットをする上で、親がとるべき行動。
・親が最初のきっかけを与える
・時間を決めて程よい距離で見守る
・時折抜き打ちでチェックする
ぅん、一緒だ。

子供がスマホで何をやってるかわからない。
子供がネットゲームで何をやってるかわからない。

なんて言うのではなく、ネットを校区外だと思って同じように対応したいですね。

19 そろそろアカウント売ろうかな

2013/06/16 9:26 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:54 に更新しました ]

2013年06月08日掲載
子どもの時から仲の良かった友人から聞いた言葉です。

その子は昔からゲーム音痴で、一緒にゲームをやっていても、後ろで見ているだけで「見てるほうが面白いよ」と言ってくれるような子だったのですが、結婚後、何故かどっぷりとオンラインゲームにはまってしまったのでした。

数年はずっとやりこんでいたようですが、久しぶりに会った時に、「そろそろ、やめようかと思ってるねん」と聞いた時には、少し安心もしたことを覚えています。

ところが次の瞬間。

「なんかな、私のキャラレベルMAXまであげてたからな、めちゃくちゃ高くで売れるらしいねん。せっかくやめるんなら売ろうかと思ってー」
「アカウント売るの?!」

残念ながらアカウント売買の闇サイトが世の中にはあります。
そしてそういうサイトはとても問題が多いのです。

ソーシャルゲーム「換金市場」の実態とは、競売サイトを温床に膨張

ゲームにまつわるアカウントやアイテムが資産性を帯びる、というくだりには保護者としては、驚きを隠せません。子どもたちが時間を費やして得た経験値や、得られたアイテムがまさか換金できるとは。

法律的な事や実際の規約については記事にもありますが、色々と問題が多すぎます。あえてここでは触れず、アカウントやアイテムを売る、という行為について少し調べてみましょう。

国内のゲーム会社であれば、明確に禁止しているところが殆どです。

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GREE
「売ったり買ったりしない」

ガンホー
禁止「ユーザーアカウントの貸与、共有、販売、譲渡」

スクエアエニックス
禁止「実世界の金品によるゲームデータの売買」

Yahoo!モバゲー
禁止「ゲームアイテム等と引き換えに現金、商品、権利、役務等を要求する行為」

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私もゲーマーだったので、ひと通りのゲームはやりましたが、やはり一番最初の始まりはレベル1の弱いところからはじめます。強くなるまでにはドラマがあったり、工夫があったり、友達同士と競ったり。自分のキャラクターに愛着がわくくらいには十分遊べます。そしてどんどん強くなっていきます。強くなればより難易度の高いミッションへ。

ここで昔とは違う、明らかにオンラインゲームでしかありえない現象が起こります。

”ゲームが終わらない。”

出口の無いオンラインゲーム。終わらないからこそ、オンラインだからこそ、歪んだ需要と供給が生まれてくるのでしょうか。

ゲームをどこでやめるかを決めなくてはならない時代になりました。
昔には無かった問題に、保護者も子供も今現実に直面しています。

18 ネットの中で踊る人たち

2013/06/16 9:07 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:54 に更新しました ]

2013年06月02日掲載
2011年03月11日以降、チェーンメールを受け取った人はかなりの数に上るのではないでしょうか?
今日のコラムは、子供についての話ではなく、ママたちも困っていたというお話です。

◆チェーンメールが届いた!
・犬猫が殺処分されます助けて!できるだけ多くの人に回してあげて
という元のメール(チェーンメール)を受け取った人がペット愛好家だったために、「うちの家はもう飼えないけど、こんなメールが来たから、飼えそうな人に回して!」とか追記されたり、「近所の動物病院に電話するから、連絡できそうな場所教えて!」とか追記されていたり...これって悪意じゃないですよね。

こういうチェーンメールが届いた時の対応はどうすればいいのでしょう?

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1.「これはチェンメだよ。回したら迷惑だよ。」と指摘する
2. 自分に届くチェーンメールは黙殺
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1.を選んだ場合。
まず、あの人は優しくないと言われます。
そして、面倒くさい人だと言われます。
自分一人なら問題ないことでも、ママ友達同士だったら...
子供が絡んでくると、この対応はできそうになさそうです。

2.を選んだ場合。
自分以外の沢山の人が、さらにそのメールを受け取ることになりそうです。
それに...チェーンメールを転送してくれる人の多くが、全員TOで、送られた人のアドレスが丸見えの状況で送ってきてくれます。
知らない誰かさんや、知られたくない誰かさんにも自分のアドレス丸見えです。
知らない誰かさんや、知りたくない誰かさんのアドレスも丸見えです。

送られたママたちも困ってるんです。

Yahoo知恵袋で「チェーンメール」タグの投稿を検索するとたくさん見つかります。

チェーンメール - Yahoo!知恵袋


◆「棒の手紙」に見る文章の改変
チェーンメールが生まれる一昔前の不幸の手紙の時代。
「棒の手紙」が送られてくるというは話がありました。

「棒の手紙」を私が最初に知ったのは、ちょっとマニアックかもしれないけれど、妖魔夜行という小説の中の一編「悪意の連鎖」という小説を読んだのが最初でした。
もともとは「不幸の手紙」だったものが「○人に回してください」というような文章の書き写し指示によって、書き写している間に「棒の手紙」に変わったという話。
詳しくは、「悪意の連鎖」の筆者である山本弘さんがサイトにまとめられていますので、ご存知ない方は一読どうぞ。

山本弘のSF秘密基地【これが「棒の手紙」だ!】

不幸の手紙を書く上で、見て、書き写してという行為の中で起こる書き間違い。

ネット上ではもっと容易に書き間違いが起こります。
変換ミスやタイプミス。
意図的な改変。

特に、悪意を持って作られた文章は不安を煽り、不安を煽られた人は更に加筆して、不安はどんどん増してきます。でも、その文章の改変に関わる気持ちは悪意だけではなく、受け取った人の善意も加わっているとしたらどうでしょう?


◆ネットで踊らされる情報はチェーンメールだけじゃない
子育てをしていて、「3歳までは親と一緒に」だとか「卒乳は1歳までに終わらせるべき」ちだとか「パンツトレーニングは1歳過ぎからはじめよう!」だとか、ネット上には子育てに関する情報があふれているのを知りました。
病気になると、治療法や闘病記、投薬されている薬の情報に自分が感じる症状...少しでも良くなることを信じて情報を検索しました。

子育てに関わることは、こうすればうまくいくよ!という提案だったり、体験談の一つだったり、何某かの信仰的なものであったりなので、実際に子育てを経験していくうえで「うちの子はうちの子だよね」と思えてくるのですが、中には「1歳までに卒乳って書いてあったけど、うち2歳だけどまだ卒乳できそうにないし...友達にも言ったらおかしいって言われるかもしれないから言えないし...」と頭の中をぐるぐる駆け巡ることもあります。

これ、踊らされてますよね。
踊らされていましたよ。

病気に関することは、結局は、症例も何もかもネットで調べたけれど、発症事例がほとんどなくて検索では見つかるはずもなく、ネットで調べれば、何かわかる!と言うのはただの思い込みだと知りました。
踊らされていましたよ。

犯罪に関わることだとなおさら。
コレは、踊らされては決していけない情報。
「あの事件の犯人は○○に住む××。気を付けて!」

謂れの無い事実を妄信して、歪んだ善意で拡散させる。
先日、芸人の方が謂れのない誹謗中傷に対応したニュースを紹介しましたが、正に、そういったことではないでしょうか?


◆じゃぁ、私たちはどうすればいいのか?
ネットが流行る前にもあった不幸の手紙における悪意の伝達。

当時は、本当かを知るために友達に聞く、それでもダメなときは先生、家族と聞く範囲を広げて、図書館で文献を探す。という流れだったかもしれない。

現在は、本当かを知るためにネットで探して、おしまい。
...にしていないでしょうか?

2013年04月27日 調べ学習はいいチャンス
でも書きましたが、子供達は学習を通して何が正しく何がそうでないのか?を考える経験を身に着けていきます。
ママ世代は子供達にはない人生の経験を身に着けています。

チェーンメールを受け取ったり、ネット上での情報を見たりしたときに、
「それ、伝えなくちゃ!」
と思う前に、まず、深呼吸。
「私の経験の中で、それは信じていいの?」

ネットの中で、これからも踊ることの無いようにしたいですね。

17 この写真、本物かどうか調べて

2013/06/06 19:35 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:54 に更新しました ]

2013年06月01日掲載
ある日、SMAPファンの友達からこんなことを言われました。
メールで写真を送ってきて、その写真が本物かどうか調べて欲しい、という内容のものです。写真を見ると、SMAPのメンバーと、女の子が写っています。

「この子がな、自分がSMAPのメンバーと友達やって言ってて、証拠写真もらったんだけど、嘘やと思うねん!」

画像の知識なんてそんなに無かった私ですが、早速写真のコントラストを変えて見ました。すると、一部おかしなコントラストになります。

私「うーん。これ作ってるよね。すごいな、ここまでやるのん?」
友達「やっぱり!! そうやねん! その子な、嘘ばっかりつくねん! ありがとうな!!」

この当時、1995年頃だったでしょうか。SMAPのホームページにメンバーの写真がたくさん載っていた頃です。

当時から巧妙に作り上げられたコラージュ写真はよく見かけました。
コラージュ職人はあちこちで見かけます。神レベル、なんて人も居て注目を浴びたりしています。
最近は画像処理ソフトの性能があがり、たとえよくよく確認しても、偽造かどうかわからないレベルにまで加工できるようになってきています。
素晴らしいグラフィックの世界がそこで繰り広げられ、技術の進歩は目覚しいな、と感心することが本当に多くなりました。

ちょっと懐かしい話ですが、こんな例も。

少しの間流行った神の手のカタチをした雲の写真。私も友達からメールを受け取りました。「すごいよ!!」なんていうセリフと共に。加工されたものとは知らずにチェーンメール化し、これがマルウェア拡散にも使われたりしました。

http://securityblog.jp/news/470.html

■進化する加工編集技術

さて、前述したような画像技術はどのような人が使えるのでしょうか。
一見難しいと思えるような事も、良いツールをもっていて、ある程度使える人なら簡単にできてしまうようです。

ビデオの画像からリアルタイムで物を消す編集技術、なんてものも出来るようになっているようです。この記事の公開は2010年。ご存知でしたか?

http://jp.techcrunch.com/2010/10/22/20101021diminished-reality-impressive-video-manipulation-in-real-time-video/

こんな技術があれば、ビデオに写り込んだ自分を「忘れられる権利」によって消してもらえるかもしれませんね。

写真をプリクラのように加工できる、楽しそうなアプリが出てきています。私が見かけたのはShibuyaCamera。画像加工の話なんか知らなくても可愛らしい写真が作れます。

落書きから写真を合成する、なんてものもあるようです。
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2009/10/photosketch-536.html

遊びとしてはとても楽しい技術ですよね。色んな写真を使って合成してみたくなります。加工や合成は、まるでゲームのように遊べます。

■画像で探す

加工ばかりではなく、画像を元に検索もできるようになりました。この写真偽物かも!?なんて思ったら、google画像検索をお試しください。

写真のURLを指定して検索すると、その写真に酷似したネット上の画像を検索できようになりました。

先日私の元に届いた迷惑メールからたどって会社案内を見てみました。信頼できそうな写真紹介のページがありましたので、その写真で検索してみたところ、無料画像素材の提供サイトに同じ写真が置いてありました。

無料素材の写真を社員だなんておかしいですね。
こんなふうに少し調べて見るだけで、見分けるヒントが得られます。

・・・

新しい技術で一体何ができるようになっているのか。
詳しくなくても、少し方法を知っているだけで、これは本当かな?偽物かな?って判断するための知恵が得られると思います。

最新技術を知る、というのも情報リテラシーを育てるひとつとなるでしょう。

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