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15 ネットに残した恋の記録

2013/06/06 19:33 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:53 に更新しました ]
2013年05月25日掲載
みなさんの家庭では、子供と恋の話をしたことがあるでしょうか。
私の子供は男子中学生で日々の話題も少なくなっていて、なかなかそんな話はできなさそうです。

西洋圏ではおばあちゃんが過去の熱烈なコイバナをしてくれるなんてことも聞きますが、日本人は恋の話をオープンにすることは苦手どころか、話してはいけない雰囲気を感じたりします。そんなことない? だとしたら、それは画期的なことかもしれません。

もしあなたの子供が恋をしたら。

親なら誰もが通る、この心配。うちの子は大丈夫だと思う。そう信じたいものですが、信じていいのかどうか。やはり誰もが心配を胸に日々過ごしていらっしゃると思います。

私達親の世代にはなかった子供とインターネットの関係。インターネットネイティブにとって、恋とネットはもはや切り離せないものとなりました。

メールやLINEやその他のツール。友達との会話は見せてくれるでしょうか。今見せてくれてはいても、徐々に見せてくれなくなっていくでしょう。
それが人としての成長とはいえ、様々な事件を見ると、親としては戸惑いを隠せません。
昔なら紙に綴ったラブレター。今は携帯の中に大切にしまわれてしまいます。手紙もプレゼントもすべて電子化してしまう時代。子供の異変に親が気がつくべき、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、以前よりもハードルが高く気が付きにくくなっていると思わざるを得ません。

ついこの間、いわゆる「炎上」をした集団キス写真炎上事件。ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1303/27/news033.html

こういった行為はセクスティングと呼ばれ、ネットの広がりによって生まれた新しい問題です。非常に取り扱いにくい問題ですが、保護者はやはり知っておくべきでしょう。

デジタルカメラが普及し、誰の目にも触れずに写真が取れるようになりましたが、それまでは写真を取るにも現像する人間が必要だったため、その事がブレーキになっていたのでしょうか。今はどんなものでも気軽に写真や動画を取ってしまいます。子どもたちに恋人ができれば一緒に撮る写真も増えることでしょう。

5月5日のコラムで「その思い出は公開して後悔しませんか?」で思い出のネット化について触れました。

https://www.facebook.com/SafeWebKids/posts/166769543484367

もし、恋の履歴がネットに残っていくとしたら。

これは公開・非公開は関係ないかもしれません。

自分が公開するならまだしも、もし誰かが手に入れて公開してしまったら。

将来の違う恋人が見るかもしれません。
就職する時に、人事の目に触れるかもしれません。
結婚する時に、親族が見るかもしれません。
結婚した後に、配偶者が見つけるかもしれません。

将来生まれてくる子供が見るかもしれません。
将来の自分はそれを見たいと思うでしょうか。

たとえそれが普通のほほえましい恋だとしても、そんなことを気にしなければならなくなりました。

もっとも怖いのは、犯罪に恋が利用されること。

誰もが心配するのは、この1点につきるでしょう。
いろんな事件を見れば明らかなことですが、恋をした子どもたちに判断ができるでしょうか。避けては通れない話題ですが、真面目に「恋」という言葉を用いて公に啓発をしている事例は私は見たことがありません。
これはなぜなんでしょうね。

恋にもマナーや誓約書を作りたい、なんて思いませんか。

恋をしても、性的な写真や動画、文章を送らない。
恋をしても、保護者との約束は守る。
恋をしても、自分を大切にする。

これが守れないなら、その恋は応援できない。
これを守れてこそ、相手を大切にできるんだよって伝えて見ませんか。

思い出は記憶にだけ大切に仕舞うという選択。そんな価値観も持てたら素敵ですよね。

とはいえ、こういう話をするには抵抗感がありますが、話をするきっかけのひとつになれば、という願いを込めて。。。