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vol.06 201407~09

108 子供にスマホを貸す前に

2015/01/09 15:27 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:27 に更新しました ]



スーパーで買い物をしていると、お母さんたちの話声が聞こえてきた、

「LINEやってるの?」
「娘がやってるのよねー。貸したら勝手に入れられちゃって」
「あー、娘ちゃんね。それで顔が嵐なのね!」

どうやら、アドレス帳を読み込ませて繋がったお母さん友達のLINEプロフィールアイコンが嵐の誰かだったらしく、娘ちゃんが利用していると聞いて納得している風でした。

私の子供の周りにも、私の友人にも子供に保護者のスマホを貸し与えて、パズドラやモンスト、LINEなどをさせている人たちがいます。

子供にスマホを貸し与える際に、貸し与える保護者は何がしかの制限をかけているのでしょうか。

我が家の場合、子供が利用するiPodTouchではAppStoreやSafariが表示されないようになっており、私が利用する際には機能制限解除のためのパスコードを入力し、一時的に利用したうえで再度非表示に変えて子供に渡しています。

Androidタブレットを渡す場合には、まもるゾウなどの機能制限用アプリで所定のアプリ以外を起動しないように設定しています。

参考:
コラム:親のスマホ環境を整える

親のスマホ環境を整える話を書いたのが約1年前。

改めてこの話を取り上げるのは、ちょっと前に話題になったアプリに関して、思うところがあったからです。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥・
「脱獄(Jailbreak)」や「ルート(root)化」について
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥・

スマホは個人情報やそれ以外の多くの情報が詰まった小さな道具です。

もし、子供に貸したスマホが勝手に「脱獄(Jailbreak)」や「ルート(root)化」されていたらどうでしょう?

参考:「脱獄(Jailbreak)」や「ルート(root)化」...そんな言葉を聞いたことがありますか?

「ルート(root)化」されたAndroid端末ではアプリによっては起動しないと場合もありますが、「脱獄(Jailbreak)」や「ルート(root)化」してチート行為を行っているという場合もあります。

昨年の夏、ゲーム機のチート行為を話題にしたコラムを書かせていただきました。

コラム:限りなく黒に近いグレーに少年は染まっていく

ゲームで高スコアを出すため、よりよいステータスを手に入れるため。
チートという言葉は子供たちにはあまりに身近で甘いささやきです。

子供にスマホを貸す前に、ペアレンタルコントロールを行って機能制限をすることは、子供たちを悪意のあるコンテンツから守るためだけでなく、保護者自身のスマホを守ることでもあります。

子供にスマホを貸す前に、そのまま渡すのではなく、機能制限をして渡すということを心がけたいですね。

107 よしだともこ先生より〜1年経過して〜

2015/01/09 15:24 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:25 に更新しました ]



今日は、1年ぶりによしだともこ先生のコラムをお届けします。

子育てはそろそろ卒業かと思わせるよしだ先生、先生のお子さんは随分しっかりした考え方を身に付けられたようです。対話あってこそだと思います。ITを常に楽しみながら、その中でもケータイ・スマホと子供の世界の中で、子供が本当に必要なものは何だったのか、会話から見えてくるような気がしました。

よしだ先生のコラムの最後にも案内がありますが、下田博次先生が京都ノートルダム女子大学にいらっしゃるそうです。関西ではなかなか下田先生のお話を聞くチャンスはないと思いますので、気になっていらっしゃった方には朗報ですね。
ではどうぞ。

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「子供とネットを考える会」の読者のみなさま

お久しぶりです。1年前の9月に【コラム特別編:よしだともこ先生より】というエッセイを書かせてもらって、あっという間に1年が経ちました。

1年ぶりにあのエッセイを読んでみると、当時の自分の気持ちが蘇ってきて、懐かしい気持ちになりました。そこで、「そうだ!娘のことや、研究などのことの近況報告を兼ねて、続編を書こう!」と思い立ち、文章を書くことにしました。

では、1年前の自分のエッセイを読んだ感想のあたりから、書いていきたいと思います。

●12歳と13歳の1年の違いって大きい・・

娘が12歳だった1年前に「子育て真っ最中のよしだ先生」と言われて、何の違和感もなかったことに驚きました。娘が13歳になった今、「子育て真っ最中の〜」と紹介されると、絶対に「もう子育てモードってことないですよ。私の方が、娘に頼ってる部分もあります。」と、返すと思います。

さらに1年前のエッセイでは、「ケータイ(スマホを含)に関しては、与える予定は今もありません。」という文章を、当然のように書いているんですね。「与える・与えない」って表現は、思いっきり上から目線ですよねぇ。

今なら、こんな表現は絶対に使わないと思います。「私はこういう理由でこう思うけど、あなたはどう思うの?」みたいな、対等とは言えないまでも、相手の意見を聞いて、歩み寄る姿勢で日々、娘と接するようになりましたから。

ではここで、春に中学生になった、うちの娘に関しての質問です。

 「ケータイ(スマホを含)を持っているか・持ってないか。」
  中学入学時に「欲しがったか・欲しがらなかったか。」
  もしも今、持ってなかったとしたら、
「欲しがっているか・欲しがっていないか。」

どう思われますか?驚くべきことに、うちの娘の場合、

 「(ケータイ・スマホを)今も持っていない。」
 「(中学入学時にも)欲しがらなかった。」
 「今も欲しがっていない。」

なんですよ。

理由を聞くと、「家に帰れば、自宅のネット環境でLINEもメール交換もできるから、困ってない。」とか「スマホは毎月の利用料が異常に高いから、使わないと損だと思って使うのがよくない。」などと、クールに言っています。

ここまで本人が冷めていると、逆に小心者の私の方が、「自分のケータイ番号を持ってないと、友だちに聞かれたとき、困るんじゃない?」と聞いてみるのですが、「最近は、LINEやメールアドレスは聞かれるけど、ケータイ番号は聞かれない。」とのことです。今どきの中学生は、電話で相手に連絡を取ろうという発想は、あまりないのかもしれません。

(私自身、大学生のゼミ生に連絡を取りたいときに、電話をすることはまずなくなったので、中学生に限らず、電話は使われにくくなっているということなのでしょう。)

そして、2014年春以降、毎月の利用料の安いスマホも出てきたので、わざと「毎月の利用料が安いスマホも出たから、お小遣いの範囲で持てるねぇ」と言ってみると、「どうせ持つんだったら、iPhoneがいいから、今はいらない。その方が、もっと新しいiPhoneが持てる」と、軽くかわされてしまいました。

以上が、我が家の近況報告です。この1年で一番変化したのは、母親としての私だなぁ〜と思いました。

1年前までは、「我が家のネットのポリシーとは」などと、立派な母親像を演じていたのが、本当に不思議な気がします。ここ10年以上、たとえば、「今、メールを読み書きしたいんだけど、娘が寝てからにしよう」などと我慢していたことや、娘との時間を増やすために、いろいろなお誘いを断ってきたことなど、そろそろ解禁してもいいかな、と思っています。


●「ネットワークリテラシー」や「プログラミング」の教育に関して・・

「ネットワークリテラシー」と「プログラミング」は、ある時期以降に効果的に身につけるべきで、前者に関しては、私も著者の一人である『新インターネット講座』がお勧めですよと書いたのですが、2014年3月に、この本の改訂新版が発行されました。

 『改訂新版 インターネット講座: ネットワークリテラシーを身につける』
  有賀 妙子 (著)、吉田智子(著) 、大谷 俊郎 (著)
  http://www.amazon.co.jp/dp/4762828300

この本で紹介しているチェックリスト・ワークシート(PDF形式のもの10種類)、HTMLファイル(JavaScriptファイルやCGIファイルも含み、合計30種類)は、

 サポートページ http://www.tomo.gr.jp/internet/ 

で、すべて公開しています。このページにあるHTMLファイルのソースコードを読めば、HTMLタグの基本から活用までに加えて、JavaScriptやCGIの基本も学ぶことができます。ので、まずは、本を買わずにネットでチェックリスト・ワークシート・タグの基本を学んでもらっていいですよ。

あ〜、思い出しました。去年の今頃に、この改訂新版の執筆をしてて、私は本文の前半と、多くのコラム執筆を担当していました。ので、上述の【コラム特別編:よしだともこ先生より】から、我が家の娘の話など、個人的な部分をごっそり抜いて、以下のコラムを仕上げて、新しい本に掲載したのでした。

 「ネットを使いこむ時期は遅い方がネットをより活用できる大人になれる?!」


「プログラミング教育」に関しては、近年、小中高校生がプログラミングが学べる場も増えてきましたね。京都では、

  「Tera school」(テラスクール)

が、土日プログラムとして、プログラミングが学べる講座を開いています。春スタートの講座では、PENという教育用プログラミング環境(http://pen.moe.hm/)でプログラムに入門し、その後でJavaScriptを使って、自分が欲しいWebアプリケーションを作る内容になっていました。うちの娘も通っていて、簡単な英語の質問に答えていくと、「英文の日記」が自動生成されるアプリを作っていました。

ここで、小学6年生~中学3年生向けの「プログラミングコース」が、10月スタートで実施されるそうです。

  「Tera school土日プログラム」


それから、私は共同研究者と2013年度から「プログラムによる計測と制御を学ぶための女子生徒向け教材の開発と普及」というタイトルの研究を始めています。昨年度の長〜い試行錯誤期間を経て、今年度の春から夏にかけては、LilyPad Arduinoという手芸にも使えるマイコンを使って、かわいいモノ作りを通して、プログラミングを学んでいくプロジェクトを、私の所属する学科の学生も巻き込んで実施することができました。

  OSCでエプロンコンピューターを出展、発表しました!(2014.8.5)

こちらのプログラミングにも、教育用プログラミング環境のPENを使っていて、LilyPad研究会のページ(http://lilypad.pen.jp)では、イベントで発表した時の資料や、実際に作ったモノの写真や動画も公開していますので、よかったら見てやってください。

先週、私は「ピアノのおけいこ」レッスンバッグ( http://lilypad.pen.jp/?&7B7hKL6f
というのを作りました。子どもをピアノのおけいこに連れて行った経験のあるお母様方には、このバッグは気に入ってもらえると思うのですが。

PENの環境はオープンソースで公開されているし、Javaで動いているので、Windows上でもMac上でも動くプログラミング環境が、簡単に整えられます。LilyPad Arduino用のプログラムが書けるPENの環境の整え方も、上述のページに親切に説明されています。家庭でのプログラミングの環境作りは、少しでも簡単に、そして無料で整うのが一番、ポイントが高いと思います。その点で、PENはお勧めですよ〜。

あと、モノづくりは、「この作品ができたら、喜んでくれる人のこと」と考えながら作るのがポイントですね。結局のところ、娘に喜んでもらおうと思って作っていた「ピアノのおけいこ」レッスンバッグですが、娘よりも、プログラムことはまったくわからない実母の方が感動してくれました。

また、「あーん、ト音記号を作りたいのに、フェルトをカッターナイフで切るのが難しい」と、四苦八苦している私を見てた夫が、すご〜くきれいなト音記号を切ってくれました。ありがとう!ってここで夫につぶやいても、読んでくれないかもしれないのですが。


●京都ノートルダム女子大学に下田博次先生が来られます!

最後になりましたが、「子供とネットを考える会」のサイトの読者の方へのアナウンスです。

  「液晶画面に吸い込まれる子どもたち」(女子パウロ会出版)

の著者として有名な、下田博次先生と奥様の下田真理子さんが、2014年10月18日(土)に、京都ノートルダム女子大学で、講演をしてくださることになりました。
  「液晶画面に吸いこまれる子どもたち」(心理学部主催 公開講座)

本学の心理学の先生も交えて「スマホ時代の若者像 青年心理学と臨床心理学の視点から」というタイトルでのパネルディスカッションもありますので、興味のある方は、我が大学まで、足を運んでいただければと思います。


以上です。今回は、一方的に、言いたいことをつらつらと書きならべたような文章になってしまい、失礼しました。これからも、どうぞよろしくお願いします。

京都ノートルダム女子大学 吉田智子(よしだともこ)

106 消えないデータを考える

2015/01/09 15:21 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:21 に更新しました ]


情報モラルの啓発としては、写真などはネットに流れてしまったらもう消すことはできないと言うことになっています。たくさんの人に拡散し、それぞれが保管されれば自分の力で消すことはできません。だから、写真をネット上に安易に載せないようにと言っているわけですが、もっとリアルに考えてみると、ネットに流れていないけど、機種変更した古い方の携帯に入れたSDカードや、本体メモリにも入ったままになってることもあると思います。

様々な記録媒体の変遷があり、インターネット上にデータが保存されるようにもなり、随分年月が立ちました。
古くはパンチカード、カセットテープ、フロッピーディスクときて、MOディスク、ハードディスク、CD-R、DVDーR、そしてUSBメモリ、SSD。これらの媒体は、いつまで保管できるのでしょう。放置しておくのはすこし気持ち悪い気がしますね。特に最近でてきたSSDというディスクは、完全に消すのには専用のソフトウェアが必要だそうです。

また、ここ数年でクラウド保存が好まれるようになりました。dropbox、iCloud、などなど。WEBサービスとしてのストレージ(記憶媒体)は続々と現れました。そういえばGoogleの宣伝で、未来の子供に送るために子供用のアカウントを作って、メールを送っておく、なんていうCMがありましたが、子供が大きくなるまでおおよそ20年。Googleは本気でこの20年を保存していくでしょう

中には中古商品として端末を手放す方もいますよね。そういう時、記録はすべて抹消して渡している方はどれくらいいらっしゃるでしょう。業者任せ、なんて話も聞きます。信頼できる業者だと良いのですが、まれに悪質なデータ流出事例もあるようです。

昔、知り合いに、パソコンをもらってきたからセットアップして、と頼まれて行ったことがあります。病院で使われていたパソコンで、そのまま破棄する予定のものを持って帰ってきたそうなのですが、見るとWindowsが立ち上がり、すべてのデータが残ったまま引き渡されていました。
さすがにこの個人情報に目を向けることさえもできず、そのままハードディスクを物理フォーマットしたのは、もう20年くらい前の話です。

家電屋さんの店頭にいくと、「完全復活」とか「完全消去」なんていうソフトウェアが販売されていますので、それを見れば察しの良い方は、普通にゴミ箱を空にするだけでは消えないことに気がつくでしょう。
データは削除しただけでは実は消えていない、という話はIT系では周知の話なのですが子どもたちは知らないかもしれないですね。

ただでさえ、「相手が見たらすぐ消去される写真アプリ」なんて文句をそのまま疑わない子たちもいますから、簡単には消えない、という事実は子どもたちには先に教えておいてあげる必要があると思います。
ファイルコピーもすぐできますし、通信が高速になったためにすぐにネットの向こうに転送することも可能です。ちゃんと消すからと言われても、忘れて消さないかもしれないですし。

ぱっと見ただけではデータはどこに保存されたのかもわからないし、いつ復活されるかわかりません。データを安易に複製すると、消したつもりでも残っているかもしれません。

ネットに流さなければ大丈夫!

こういう風に思われるとちょっと困ります。暴露ウィルスなどに感染してデータ復活されてネットに流されるなんてこともありえます。先日、アメリカ女優のポルノ写真が出回ったというニュースもありました。
そもそも、誰かに見られたら困る写真を取る方が間違いである、と京都府ネット安心アドバイザーの会議でも話題として出ていました。本当にその通りですよ。

  ネットに流さない
  おかしな写真とらない
  そもそもおかしなことしない

こう言っておくことも重要なのですが、様々な利用形態の中では、

  そのデータ、消える保証がどこにもない

ということを理解しておきたいですね。
ハードディスクを破棄するときは、ドリルで穴を開けるという方もいらっしゃるようです。物理的破壊にまさるものなし、でしょう。ただ、犯罪などがあった場合には、この簡単には消えないという特性が証拠保全につながることがあります。良いこともあれば悪いこともあると、思っておくのが良さそうです。

逆に残して置きたいと思っているのにハードディスクを壊して家族の写真を数年分ぶっとばしたこともあります。そういうこともあるのです。諸行無常。

105 何かを変えるために

2015/01/09 15:18 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:19 に更新しました ]



子供とネットを考える会の中の人は、IT企業で働くエンジニアでもあります。

ですので、9月5日に開催された「デブサミ関西」という「西日本ITエンジニアの祭典」に参加してきました。

テーマは「STORY」。

そこで感じたことをどうしても伝えたくて、書評ではなくこの文章を書くことにしました。

基調講演はCOOKPADのヨシオリさん。
「デブサミ関西基調講演資料」を以下で公開されています。

エンジニアの人のためのイベントってなんだか難しい技術の話ばっかりなんじゃない?とお思いの方も多いのかもしれませんが、けして技術の話に特化した内容ばかりが語られているのではありません。

・傲慢にならない
・権威にならない
・我儘になろう

これって、エンジニアだけの話じゃありませんよね?

その他にも多くの話がありました。
3トラック、5コマで基調講演もあせて16の話題。
すれ違う参加者同士の会話。
それ以外にも多くの濃い交流が繰り広げららていました。

私は5つのセッションに参加したのですが、その全てのセッションで語られる話は、聞いて終わりにしないでください。ということばかりでした。

情報モラルの勉強会やセミナーに参加したときもそうなのですが、講師の方の話をうんうんと頷いて聞くことはその場にいれば誰でもできるでしょう。

でも、その聞いた話を自分の中で咀嚼して、自分の体験と重ね合わせて、更に自分の周囲にいる人に伝えるということは「自分以外の誰にもできないこと」です。

・これが○○だと考えていた内容が今と昔で違う
・経験豊かな一人だけが正解をもっているわけではない
・もっとこうしたほうがいいのに!と思うなら動こう
・動かなければ世界は変わらない
・作り上げたものを見直して何度も再評価しよう

きっと、エンジニアだけではない多くの人に通じる言葉が語られました。

以前、陰山英男先生の話を聞いた際にも「講演を聞いてメモを取ってもその場限りで、何度も見直す人はいないでしょ」という言葉がありました。

勉強会に参加するたびに、「ブログに書いてアウトプットするまでが勉強会です」と聞きました。言いました。

これからは、書くだけでなく、何かを変えるための「Action」をすることも大切だと改めて感じることのできたイベントでした。

・傲慢にならない
・権威にならない
・我儘になろう

「何かを変えるために」自分ができることは何があるんだろう?

情報モラルを考えるきっかけになる出来事も人それぞれの「STORY」。
そのきっかけを伝えるだけで、変わる何かがあると信じて。

子供とネットを考える会で紹介させていただく記事や、コラム、それぞれの内容に、多くの意見を今後もよろしくお願いいたします。

104 子供と供に楽しむため

2015/01/09 15:16 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:16 に更新しました ]


子供とネットを考える会は、おかーちゃんが日々更新しているため、おかーちゃん目線での投稿になりがちです。
おとーちゃんという立場で、子供を見守り寄り添ってはるなーと感じている方に、コラムをお願いしたところ、快諾。
すてきな思いをコラムとして書いていただきました。

ぜひ、ご一読ください。

【コラム:子供と供に楽しむため】


筆者:岩石睦
(所属:ファーエンドテクノロジー株式会社 http://www.farend.co.jp/

こんにちは。
おとうさんの視線で、子供とネットの関わり合いを書いて欲しいとの依頼をいただきまして、今回書かせていただくことになりました。

当方プログラマでは無いですが、日々コンピューターと戯れる業務でして、ちょっとした処理のための物も含めると2,3日に一回はプログラムを書いている感じの毎日です。また他の会社の情報セキュリティのコンサルや研修のお手伝いをさせていただいております。

職場では常にネットに繋がって仕事をしており、家にいても業務役職の事情で多くの時間にネットに紐付いている状況です。

子供は二人で、下の子は小学2年生の女子、上の子は中学2年の男子です。

【上の子:長男の話(中学2年)】

やはり親の影響があるんでしょうが、小学生のころから PCに興味をもち、小学3年生のころに家にあったコンピュータの本を偶然読んで、表計算ソフト(いわゆるExcel)やScrach(ブロック組み立て間隔でプログラミングを体験するソフト)を使いたいと熱望したため、オークションで買った安い中古PCを買い与えました。やがてプログラミングを覚え、今では自分のやりたいことの多くがプログラムで解決できるようになりました。

PCは必要性が無いのでインターネットに接続せず単体で動作させ、メールやホームページといったものとは無縁でした。高学年になり、宿題などでインターネットなどを使用して調べるといった課題もあったり、作成したプログラムを他の方と共有するために、小学5年のころに彼のPCをインターネットに繋がるようにしました。その用途以外にはインターネットは使わなかったようです。

小6の時に新しいPCを買い与え、現在は本人専用の新しいPCとiPod Touch(アプリを動かせる音楽プレーヤー)を使ってます。

本人が不必要と言うので、携帯は持たせていません。

【下の子:長女の話(小学2年)】

長男と6年違うので、ちょっと状況が違います。6歳も違うと全く環境も変わりました。
保育所年中の頃にタブレット(iPad)を家族(当方の父母も含む)共有で使うことにしました。

家族共有としていたんですが、子供達は飲み込みが早く、やがて「お兄ちゃんはパソコン持ってるでしょ!」ということで長女専用のような状態になりました。

だれも教えてないのに、音楽を聴きながら、写真を撮ったり、絵を描いたり、自在に使っていました。ただ、ネットを使用した何かに触れることはありませんでした。

予想以上に皆が使って役不足になってきたため、今は新しいiPadに買い換えて家族みんなで使うということになってますが、やはり一番占有しているのは長女だと思います。

ただ、兄ほどはコンピュータで何かをするという意識は持って無い気がします。
コミュニケーションも職場にいる父とのチャットぐらいです(笑)。

スマホが欲しいって言ってますが、何をするわけでも無く、所有することが格好いいと感じている程度です。もちろん持たせていません。

【ネットとのつきあい】

何事も「悪いもの」を遠ざけていては、いざ何かまずい場面になったときに何もできない人間にしかなれないと常々考えており、耐性を育てるためにも、「大人は許されるもの」は早いうちから少しずつ触れさせたいと考えています。

先の話の通り、子供達にはそれなりに早い段階でコンピュータ機器に触れさせていると思います。

新たなメディアや機器に慣れておくのは、今後社会に出て行く場面で必要ですし、生活においても利用の場面が増えていくと思います。

そういった良い面もあれば、ネットに依存したり、いわゆるネットいじめ、不適切なコンテンツ(アダルトサイトなど)などの問題も当然配慮が必要と考えてます。

ITの業界に携わり、また情報セキュリティの指導を行う身として、そして子の親として常にどのようにすべきかは常に頭の中にあります。

今、うちの家で具体的にやっているのは、
  •  Webサイトのフィルタリング(家全体で有償のサービスを使用しています)
  •  アプリインストール制限
  •  ゲームやTVを含めて使用時間の制限
  •  そしてそれらのルールを守ること。
です。
(細かな設定については時期や必要状況に応じて常に変更してます)

何より大切なのは、「なぜそういう決まり事を決めないといけないか」をちゃんと理解してくれることが大事だと考えています。

ネットやゲームそしてTV。子供達にとって魅力的なそれらは、大人にも魅力的です。
子供だからダメというのは、考え方としておかしいと思いますし、大人(20歳?)になったら突然自由に使えるようになるのもおかしいと思います。また、子供たちもそれでは理解してくれないと思います。

数年前までは、社会全体で「子供には携帯を与えない。ネットに触れさせない」という考え方が強かったと思いますが、現在は少し形が変わって「よいつきあい方をしよう!」というような感じに段々となってきていると思います。

私はこういった考え方に賛成です。

【まとめ】

大人と子供で明確に危険性の大きさを区別できることはそんなに無いと思います。子供にとって危険なものは大人にとっても危険です。

なぜ大人には許されて、子供には許されないか、親がきちんと理解して、子供に伝える必要があると思います。

そのためにも子供に与えたり触れさせるものについて、親は理解を深めることが必要です。

みんな理解を深めて上手く活用できたら楽しいことも増えるのでは無いかと感じています。

103 Children First への願い

2015/01/09 15:10 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:10 に更新しました ]


イギリスという国では Lady First である、という話は有名な話ですね。国王が女性だからなのでしょうか。
このことを思い出すと、私はすぐに、赤ちゃんが生まれた家庭の呼び名の話も一緒に思い出します。

日本においては、ごく自然に行われていることですが、赤ちゃんが生まれるとその家庭では、夫婦はお父さん、お母さんになり、上の子はお兄ちゃん、お姉ちゃんになり、夫婦の両親はおじいちゃん、おばあちゃんになる、皆がそのように新しい呼び名を使い、ごく自然にそれが通じ、家族を形成していきます。

家庭の中は、赤ちゃんが歩いても危なくないように変えられていきます。転んでも良いように。どこかに掴んで歩けるように、階段から落ちないように。

呼び名までが変わるのは世界の中では珍しい事だそうで(文献は忘れましたが)、その話を知ってからは、日本人っていいなあとほんわかした覚えがあります。
Lady First ならぬ、 Baby First と言えるのでしょうか。これはなかなか素晴らしい文化ですよね。

新しい家族ができたからこそ、それを迎え入れ新しい環境をつくる、これは自然な流れでしょう。

インターネットの世界には、いま続々と子どもたちが参加してきています。
果たして、インターネットと呼んでいるこの環境は、この子どもたちを迎え入れる準備をしていたでしょうか。

私がずっと気に病んでいたFC2に、ようやく新しい風が吹きました。

”FC2、児童ポルノ対策強化 新フィルタリングシステム導入 「青少年の人権守る」”

FC2動画を見に行けばわかることですが、動画ポータルのトップ画面に行くと、右上に「アダルト」と書かれた、赤々としたボタンが表示されています。もちろんFC2だけではなく、他にもそのようなサイトは世界中にたくさんあり、数えればキリがないのはわかっています。

でも、ひっそりとアダルトボタンを消したサービスもあったんです。

インターネットの自由の風にのって、誰もが自由に写真や動画を投稿でき、そして有料コンテンツとして販売したり、広告収入を得たりできるようになっています。

そして、時折、どうみても子供にしか見えない人物がそこに映っているのを見かけます。

自分で露出動画、写真をアップしてしまった子どもたちのニュースもよく見るようになりました。

こんなにも有害情報が安易に誰でもどこでも見られるようになった時代、この有害情報が誘い水となって、子どもたちも安易に、例えば自分自身のポルノを撮影し始めるのは、ある意味当然の結果じゃないのでしょうか。

別に有害情報のない世界を目指しているわけじゃないんです。子どもたちから見えすぎている事が異常だと思うんです。

でも、今の保護者層は、見えすぎていることを知っている人はまだまだ少ないわけですよ。

サービス提供者や、ネットワーク提供者は、利用者が子供もあり得る、という前提に立っていませんし、そもそも想定外のようです。その前提は見事に今打ち砕かれているにも関わらず、未だに「子供に使わせる保護者が悪い」というセリフも後を立ちません。

利用規約に書いておけば、企業として、社会人として責任を果たしたことになるのでしょうか。

総務省では、観光客に向けて公衆無線LANの整備に注力する動きがありますが、これらも子供が使う前提として考えているのかどうか、辺境の主婦ながら疑問を持っています。

保護者への青少年へのフィルタリング義務付けを呼びかけておきながら、一方でフィルタリングのない環境を観光客の為に整備していくことに、誰も注意を払わないのはなぜなのでしょう。保護者の情報リテラシーも十分でないままに国策として推し進めて良いものなのでしょうか。(フィルタリングがなされているものなのであれば私の勝手な誤解です。どうかその情報元を教えてください)

コンテンツをつくるほうが悪いのか、サービスを作る方が悪いのか。
それを流す方が悪いのか、それとも、見るほうが悪いのか、許可するほうが悪いのか。

こんなことをみんなが言い合うよりも。

子供に「ネットの先には誰がいるかわからない」と言うことよりも先に、大人に「ネットの先には幼い子供がいるかもしれない」と言う方が、今は正しいと思うんですよね。
どうか、 関わる人が皆、 Children First で考えてくれますように。

難しいということは重々わかっているんですよ。でもそう言いたいんです。

102 人それぞれの距離感

2015/01/09 15:05 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:05 に更新しました ]


ネット上での距離感てよくわからない。
ゲームのフレンド申請、よく来るけれど誰かもわからないし、協力プレイしたけど別につながりたいわけじゃない。
毎回、申請が来るたびに「拒否」をタップする。

えー、強いキャラ使ってる人ならフレンドになっていいんじゃね?損するわけじゃないからさ。
キャラ指定のメッセージ来たら面倒だけど。
とかリアルの友達に言われると、知らん人やけどつながったほうが良いのかなーって思ったり、でも、面倒くさいのは嫌だし、そこまでゲームにハマってるわけじゃないし。
知らない人に気を使うくらいなら、つながらなくっていいのかなぁ。

このような感じで、子供たちも、ゲームを通じてつながっていいかどうか、自分なりの判断でネット上の付き合いを学んでいるようです。

ネット上では特に距離感て大切。
と子供に伝えても、大人だってその距離感を保てているのかというとそうでもないですよね。

FacabookやTwitter、LINEにゲーム内メッセージ。
ネット上の様々なサービスが、本当なら出会うこともないくらい遠くにいる人と繋げてくれてます。

もし、リアルでつながりのある友達同士なら、
・人によって生活ペースが違うことを知っている
 → だから、相手を気遣うことができる
・もともとつながりがあるので、相手の考え方も推測できる
 → だから、たぶんこういうことをされるのは嫌かな?がわかりやすい
こんな感じに相手のことを想像しやすい。

でも、リアルでつながっていない人の場合、リアル以上に相手のことを想像してやり取りをしないと、「距離感のとれない馴れ馴れしい人!」となりかねませんよね。

SNSって便利!友達いっぱい作りたいんだよね。
友達の友達はきっと友達になれると思うので、「友達の友達」には友達申請しちゃおうかな。
このLINEのトーク楽しいから招待して一緒にチャット楽しめると思う。

みんながみんな、同じように考えるでしょうか?
招待されたチャットの中につながりたくなかった人が居たという話はよく耳にします。

もし、子供に、ネットでの距離感について聞かれたときにどう答えれば良いのでしょう。

 ・冷静になろうよ
 ・スルー大事よスルー
 ・共通の友達いるの?他の人はどう思ってる?
 ・いっそ切っちゃえ

あぁ、でも、他の人はどう思ってる?は難しいかも。
だって、アイツやっぱそうだよね的な話になっていくと修復難しくなるし。
相談する相手次第?それも学びなのかな。

距離感は人それぞれ。
人とつながるのは自己の判断で。
リスクは自分で負う覚悟を持つ。

そうなると、やっぱり、コミュニケーションが未熟な子どもたちにはまだまだ難しいのかもしれませんね。
皆さんはどのように考えられますか?

101 「知らなかった」から「聞いたことがある」を目指して

2015/01/09 15:01 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 15:02 に更新しました ]

2014年08月09日掲載


2013年11月に開催された関西オープンフォーラム(以降、KOFと記述)にて、『「知らなかった」から「聞いたことがある」へ~「子供とネットを考える会」で考えていること』というタイトルで基調講演をさせていただき、気づけば、今年のKOFの日程告知が出ていて、もうすぐ一年だなと思い、改めてこの話を取り上げることにしました。


基調講演「知らなかった」から「聞いたことがある」へ ~「子供とネットを考える会」で考えていること
KOF 2013:関西オープンフォーラム2013 


実は、講演後に「良いタイトル!講演でこの言葉を話してもいい?」と声をかけていただきました。
その方は、現在、奈良県でこの「知らなかった」と「聞いたことがある」という言葉をタイトルに用い講演をしてくださっています。


【携帯・スマホの「知らなかった」を「聞いたことがある」に変える講座】
- まんべん日記  ~平群町長 岩﨑まんべんの奮闘記~ 


「知らなかった」から「聞いたことがある」という言葉の輪が、少しずつ広がっているのだと感じています。


さて、子供とネットを考える会では、Facebookを通じて日々の情報公開と勉強会開催を行っています。
会を立ち上げてから1年半弱。そんな短い時間の間にも、私たちは多くの「知らなかった」に出会いました。


たとえば、ICT支援員という仕事について。
ICT支援員さんの存在は文科省のサイトを通じて知ったつもりでいていましたが、実際に勉強会でICT支援員をされている方とお会いし、文科省のサイトに書かれた言葉以上に現場で求められる内容が幅広いということを伺いました。


学校のICT化のサポート体制の在り方について
第3章 学校のICT化におけるICT支援員について-文部科学省 


先日は、啓発活動を始められた企業の方に、ICT支援員さんすごいんだよ!なんて、知ったような話をしましたが、それも、出会いがあって活動について直接聞くことができたからだと思います。


また、今まで見ていた啓発動画や資料をFacebookで紹介したあとに、実際にそれらを作るきっかけになった出来事を体験された方からコメントをいただき、動画や資料に込められた思いを感じることができました。


山形県PTA連合会が制作した「インターネットを安心・安全に活用するために」という動画を紹介した際のコメント


1年以上過ぎても途切れることなく啓発資料や、情報モラルに関する取り組みを紹介できるという事実から、実は、本当に多くの場所で啓発資料が作られていたことを知りました。
これは、子供とネットを考える会を始めようと思っていなければ、きっと出会うことのなかった資料や動画だと思います。


保護者や、教職員、情報モラルの指導を行っている人、セキュリティエンジニア、企業の広報担当の人、そのほか多くの人と話をして、一つの同じ言葉でも、立場によってとらえ方が異なるということを感じます。


『子供を思っている』という多くの経験を経た大人ですら異なるとらえ方をするのですから、子供だったらなおさらだという思いが強くなりました。


子供がより「安心」してネット接続ができるような環境を。
というフレーズにしても、保護者の「安心」と教職員の「安心」、エンジニアや企業の中の人が考える「安心」、子ども自身が考える「安心」は少しずつ異なっていて実はまったく交わっていないんじゃないか?と思う瞬間があること。


「エンジニアは技術に走りがち、心が大切」と仰る先生も居られます。
「技術で制御できるところは技術を使わないと」というエンジニアも居ます。
「"心"と"技術"を比較することがそもそも意味のないこと」と考える方も居られるでしょう。


そもそも、インターネットとは何か?と聞いたときに、同じ答えが返ってくるのでしょうか?


子供たちが彼らのセカイでツールを使いこなしている事実。


子供だけのナイショの言葉。
アカウント売買、ゲーム機の隠し場所、チート、プリカ購入、お小遣いサイト、テザリング。
お母さんたちが心配しているのは、ネットでの出会いやいじめについて。


既に、いけないことを知ってしまった子供たちにどう対応すればいいのか。


いろんな人と話をして、既に同じようなことが繰り返し言われてきていているのに、そこからの一歩がなかなか進まないと多くの人が憂う現状。


寝た子を起こしたらダメだからと、性教育もそうだけど、ちょっと踏み入って話すには保護者的にはキッカケもタイミングも、キリクチも取っ掛かりがなく持っていきにくいと思っている人の多いこと。


じゃぁ、明確に、どういう行動をとればいいの?と聞かれると、残念ながら私たちも○○すべき、○○すれば大丈夫という答えを持ってはいません。


むしろ、そんな答えなんてないんじゃないかと思っています。

一人一人がとらえる言葉の意味が違うように。
一人一人が必要とする行動は違うんだと思います。


「知らなかった」が「聞いたことがある」に変わった時に、初めて、自分自身が良い方向へ進むことができるのか?という判断力を私たち保護者も、そして子供たちも考えることができたら良いのではないでしょうか。


今、改めて、『「知らなかった」から「聞いたことがある」』にするために、どんなアプローチの方法があるのかを考えながら、お盆の休暇をゆっくり過ごしたいなと思います。


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8/10~8/17まで、少し長くなりますが、子供とネットを考える会はお盆休みをいただきます。
Twitterでの短文での情報提供は行う予定ですので、よろしければそちらをご覧ください。

100 夏休み前の注意喚起はありましたか?

2015/01/09 14:57 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 14:58 に更新しました ]

2014年08月02日掲載


夏休みも1週間少し過ぎたくらいでしょうか。
子供たちは、学校から色々なプリントをもってかえってきました。

警察庁の「STOP!ネット犯罪」を印刷して手渡した学校、生徒指導の先生から口頭で注意があった学校、生活便りに書いて手渡した学校、夏休みの生活に特化したプリントを配布した学校。

学校によって取組は様々です。

・Twitterに「画像」「名前」といった情報を載せたり、プロフィール欄に「○○(地名)のI高(イニシャル)」と書くだけで、個人情報が特定されるのわかってる?
・顔写真を載せたら顔がわかるし、名前を載せたら名前がわかるし、文面からもいろいろなことがわかるので気を付けよう。実際にトラブルが起きてるよ。
・友達の写真を勝手に載せたら犯罪行為。
・LINEの話はほとんどなく、ほとんどがTwitterだった。

なんて注意がある学校もあれば、保護者に向けて「子どもが携帯を片時も離さず使っている」という相談があるということを伝え、もう一度子供と携帯電話・スマホのルールについて話し合ってほしいと依頼事項が伝えられた学校もありました。

勿論、注意しないといけないことはネットやスマホのことに限ったわけではありませんが、こういった注意喚起のプリントが保護者のもとにきちんと届くかどうかといった問題もありますよね。

夏祭りの時期。
少しSNSを眺めてみると、見知った中高生の顔を見かけることも多くなりました。
子供たちも、どうやって自分たちの同じ学校に通う同級生や先輩・後輩を探せばいいのか?を知っています。

夏休みはまだもう少し続きます。
ふんどしを締めてという言葉は古めかしいのかもしれませんが、もう一度、子供と一緒に携帯やスマホのマナー。
夏休みの生活について話し合ってみませんか?

99 人権作文って何を書いたらいいの?

2015/01/09 14:54 に ずきんはな が投稿   [ 2015/01/09 14:55 に更新しました ]

2014年07月19日掲載


夏休みになり、「夏休みの宿題で、人権作文書かかなあかんねん」と言ってきた。

『人権』という言葉はとても難しい。

今年度も全国中学生の人権作文コンテストが行われるようなので、過去の入賞作文を眺めてみた。

法務省:全国中学生人権作文コンテスト 

放射能にまつわる話、障害や病にまつわる話、国籍や国家にまつわる話、いじめにまつわる話...

『人権』というたった2文字の言葉には多くの事柄が含まれています。

インターネットのセカイでも『人権』問題は深刻です。
もちろん、日常会話のような他愛もないやり取りもあるとはいえ、ネット上に飛び交う誹謗中傷や罵詈雑言は目にした人の心を傷つけます。

先日、スマイリーキクチ氏が筆を執った書籍『突然、僕は殺人犯にされた』を読みました。

このスマイリーキクチさんに纏わる事件に関しては、登壇させていただいた際に、実際にあった誹謗中傷と検挙の例としてお話をさせていただくことはあったものの、書籍で纏まって当事者である氏の言葉で綴られたものを今まで読んだことはありませんでした。

突然、僕は殺人犯にされた (竹書房文庫): スマイリーキクチ

文庫本サイズでふと手に取ってそのままレジに並んでしまいました。

誹謗中傷を受けた事実を警察に説明してもなかなか理解してもらえなかった話。
誹謗中傷から、仕事先にまでうその情報を信じて問い合わせをされた話。
ログの開示から、誹謗中傷犯を特定するに至った話。
結局は起訴猶予処分や嫌疑不十分で不起訴処分になった話。

果たして、いざ自分が同じ状況に置かれたら、10余年も戦うことができたんだろうかと、ページを読み進めるたびに感じます。

実録に加え、ネット中傷被害に遭った場合の対処マニュアルも書かれていますので、万が一に備えて知っておくことは大切なのではと思います。

人権作文を書く前に、子供にこの本を紹介してみようかなと思いました。

今日から、我が家の子どもは夏休みです。
この夏休みの期間を、人権について改めて考え、話すそんな期間にしたいなと思います。

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