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26 わからない言葉が多すぎる

2013/07/20 9:14 に ずきんはな が投稿   [ 2013/09/22 5:57 に更新しました ]
2013年06月30日掲載
「ポチるより、ぐぐって落としたら?」

先日、NHKが外国語の使用過多で精神的苦痛を受けたとして訴えられるという出来事がありました。

「外国語使いすぎ」NHK提訴の男性に専門家も「心境は十分わかる」 - MSN産経ニュース 

本来であれば、日本語に容易に置き換えることのできる言葉ですら、カタカナ用語(外国語)を使用しているのが問題だというのです。

子供の言葉も、どんどんわからない言葉が増えてきます。
インターネットの掲示板で色々な情報を得れば得るほど、所謂、ネットスラングが日常会話に浸透していきます。

この話は、日本だけではないようで、去年の夏には「TextGenie」というアプリがGoogle Playに公開されました。
このアプリは電子メールやSMSメッセージで送信されるネット独特の略語を普通の英語に変換する機能を持っています。
残念ながら日本語版はなさそうですが...

Baffled by text speak? New app will help puzzled parents - Telegraph 

若者言葉というと、明治前期に流行った「失敬」という言葉だそうですが、年配の男性と話をする時に良く聞きますし、ら抜き・さ入れ・れ入れも問題視されましたし、ファミレス敬語などもそうですね。

この会で書いている文章を見ても、多々そういう言葉があると思います。
外国語のままで書いたり考えたりする習慣がついてしまって、気づけば、そういった言葉は日常にあふれていて、何が正しい日本語なのか、どう言い換えればいいのかわからない等々。

「ソシャゲ」とよくこの会でも書いていますが、略さずに書くと「ソーシャルゲーム」ですが、日本語的に書くと「社会的な特定の規則の上で行われる参加型の娯楽・競技」...って長いわ!
私が学生時代には「格ゲ」と言っていた「格闘ゲーム」は、同じように書くと「格闘を行う特定の規則の上で行われる参加型の娯楽・競技」となりゲームというよりはむしろ肉体的に戦う競技のようです。
「モゲマス」は友人がどっぷりはまっていますが、Mobage上で行う「アイドルマスターシンデレラガールズ」の略語です。
「コミュニケーション障害」の略「コミュ障」は、日本語的に書くと「意思疎通に障害のある人」となります。

子供の口からいきなり「携帯開けたら電池が妊娠してて」とか言われたら、思わずキョトンとしてしまうかもしれません。

6/7に紹介した「平成22年度インターネット等の適切な利用に関する指導事例集」には「インターネットスラング」の項目が設けられており、
・一般的なネットスラング
・誹謗中傷に関するネットスラング
・家出・売春 / 買春に関するネットスラング
・自傷・自殺に関するネットスラング
・飲酒・喫煙に関するネットスラング
に分類されています。

平成22年度インターネット等の適切な利用に関する指導事例集紹介

こういった言葉は、子供達がやり取りするメールやメッセージだけでなく、大人も使っている場合が多くなっているかもしれませんね。

意味を知らなければ何を言っているのかわからない文字の羅列。
「タヒね」や「氏ね」など悪意の込められた言葉を受け取った時、どんな気持ちになるでしょうか?
ネットスラングだから本気で書いているわけじゃないって思えるのでしょうか。

ネットスラングであれそうでない言葉であれ、受け取る相手のことを考えて言葉を紡ぐことの大切さを少し考えてみましょう。

美しい日本語を話すことや書くことを常々意識することは難しいかも知れませんが、文章を読んでいる相手や話をしている相手に理解してもらえる言葉づかいを親子で身に着けていきたいなと思います。