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81 デジタルネイティブな皆さんへ

2014/05/25 6:21 に ずきんはな が投稿   [ 2014/05/25 6:21 に更新しました ]
2014年03月01日掲載

今日、紹介するコラムは小学校の先生が全校文集の中で書かれた文章です。

片山先生に承諾をいただき、全文転載をさせていただきました。

学校での先生方の取組の上で、子供たちが様々なことを学び考えるとしたら、私たち保護者もまた子供に教えられながらも、学び考えていきたいですね。



デジタルネイティブな皆さんへ
六年一組担任  片山 敏郎 
 生まれたときから,スマートフォンやタブレット端末,携帯型ゲーム機などに自然に親しみ,日常的に抵抗なく使うことのできる人を「デジタルネイティブ」と言います。

 ネイティブとは,生まれながらに,という意味です。英語を生まれたときから使っている人のことをネイティブスピーカーと呼びますね。そのネイティブです。

 ところで,言葉のネイティブと,デジタルのネイティブは,どこが違うのでしょう。実は,大きな違いがあるのです。

 言葉のネイティブには,生まれた時から,身近にお手本があります。それは,親であり,かかわってくれる大人たちです。回りの言葉掛けが,本人の言葉の能力を育てます。当然,不適切な言葉は,注意を受けるなどして修正されながら,よりよい言葉を身に付けていくようになります。

 一方,デジタルネイティブには,お手本となったり,教えてくれたりする大人が回りにほとんどいません。親や先生を含め,周りにいる大人たちは,ネイティブではなく,大きくなってからデジタルの使い方を学んだ人たちばかりです。中には,デジタル機器を使うのが苦手なため,「私はアナログ人間だから」といって,デジタル機器を遠ざける人さえいます。

 そのため,デジタルネイティブの中には,大人を馬鹿にして,デジタルとの適切なつきあい方を学ぶことなく,自分の狭い経験だけで,都合のいいようにデジタル機器を使ってしまう人もいます。そういう人の中には,自分の力を過信してルールを破ったり,危険な使い方をしたりして,様々なトラブルに巻き込まれる人もいるのです。

 デジタル機器は,自分の力を拡張してくれる素晴らしい道具です。ちょうど,自動車に乗ると遠くまで行けるように,使わない場合に比べて多くのことができるようになります。だからこそ,トラブルに巻き込まれない方法を学び,上手にデジタル機器を使いこなす能力を高めていくことが重要です。

 六年一組では,総合的な学習の中で,デジタル端末を用いて情報を集めたり,マインドマップや,デジタル思考ツールを用いて,考えを整理・分析したり,マンガ文化を広めたり,新バス交通システムを成功させる課題解決の方法をプレゼンテーションをしたりしてきました。 

 これらの学びが,これからの日本をリードする皆さんの今後に役に立つと信じています。