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131 子供たちはスマホを使いこなしてなんかいない!

2015/08/22 8:33 に oheso tori が投稿   [ 2015/08/22 8:33 に更新しました ]

2015年05月23日掲載
転載元:https://www.facebook.com/SafeWebKids/posts/433983723429613


よく聞くのは、「子供のほうが使いこなしちゃって、私全然わからないのよ」というお話です。
子供たちが熱心にスマホに入力している姿を見てそう思われるのでしょう。
でも、トラブルなどでアカウントを削除したいとなった時、子供たちはアカウントを安易に手放し、放置していきます。

新しいの作ればいい。本当に?
これを使いこなしていると言えるのでしょうか。

スマホを通じて利用するのは、アプリ、という追加機能です。アプリは親切にチュートリアル(デモンストレーション的な操作の紹介)を用意していて、サービ スを利用させる方向にはとても親切ですが、サービスの利用をやめる方向にはとても不親切な事が多く、利用をやめるための機能がそもそも無い場合も有りま す。

削除できない、退会できない、解除できない。こういうことをサービスを利用する前に想像することは子供には相当難しいはずです。大人でも難しいことです。

以前、GoogleMap に教員の家庭訪問先や、企業のアルバイト応募者の自宅のデータが公開されていたことが話題になったことがあります。こういった意図しない公開データに気が ついて、慌ててアカウントを削除してしまった結果、アカウントは消えたけど地図データは消えずに残り、削除できる権限を失ってしまった、という象徴的な一 件もありました。
これに近しい事は他にも様々あります。

こういった事をできるだけ予想し、試し、計画的にデータの公開、非公開を確認し、用事が終わればデータを削除する。保存すべきデータは別途残す。わからな ければ、サービス提供元にメールや電話で問い合わせるという事も大人なら出来ますが、子供には問い合わせ先を調べるのも一苦労となるに違いありません。そ もそも「電話する」という文化もなくなりつつあります。
こういったスキル無しにサービスを利用する危うさは、スマホの利用者の低年齢化によってより高まっていくでしょう。

「全然スマホの事がわからないけれど、子供は便利に使いこなしている」

こう思うのをまずやめてみませんか?
例えば、「新しいアカウントを作ったら、古い方は消しときなさいよ」ってスマホの事がわからなくても保護者なら言えるかもしれませんよね。